5月18日
太田信吾さんの新連載「住所不定」が始まる。太田さんは、「解放区」や「わたしたちに許された特別な時間の終わり」を撮った映画監督であり、俳優。定住先はない。その理由は、親友の自殺を通じて「同じ場所に暮らし、同じ人と過ごすなかで、価値観が凝り固まってゆく危険」を感じたからだという。よくわかる。人間は、環境が作る。どれだけ客観性を意識していても、その環境にあわせた偏りが出てくる。今読んでいる遺伝子の本からもそのことを受け取る。
はあちゅうさんと花田菜々子さんの往復書簡も最終回。お二人は、会ったことがないまま、正直な言葉で自分をさらけ出しながら、語り合ってくださった。最後の「お互いに、他の誰かと違う選択肢になったとしても、自分が納得できる道を歩めますように。」がすがすがしい。はあちゅうさんと花田さんも対面していないけれど、私も太田さんとはまだお会いしていない。
夕方、オンライン打ち合わせひとつ。
雨で夜の散歩に行けない。
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