スピリチュアルな世界への造詣が深い桜井識子さんの、最新単行本『神様が教えてくれた縁結びのはなし』。人生のパートナーとなる人との縁はもちろんのこと、さまざまな縁をうまく結ぶコツをまとめた内容が反響を呼んでいます。
今回はその中から「神様に叶えてもらいやすい、縁結びのお願いの仕方」を紹介します。
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「結婚したいです」だけでは叶いづらい
縁結びは言葉からもおわかりのように、縁という見えないものを神様に“結んでもらう”ことです。
この広い地球という世界で、最高の相手(良縁)を全人類の中から自分で探すことはできませんし、その縁を結ぶこともできません。
友人、知人、親戚に縁を持ってきてもらう(紹介してもらう)ことはあっても、人間にその縁を結んでもらうことはできないのです。
人間にはできないことだから、神様にしてもらうわけです。
つまり、神様に上手にお願いをして、良い縁を探してもらい、その良縁を自分とガッチリ結んでもらえば人生は変わるということです。
そこで大切なのが、どのようにお願いをするか、です。
多くの人は神社に行って、お賽銭を入れ、鈴をガラガラと鳴らし、二礼二拍手をして、「彼氏(彼女)がほしいです」とか、「結婚したいです」とか、「良縁に恵まれますように」と言い、一礼して終わり……ではないでしょうか。
これは省略しすぎのお願いの仕方です。
神様からすれば、その人にピッタリ合った相手を探そうとしても情報が少ないので困ります。
もっと詳しく自分のことを語ってもらわないと相手を探しようがないのだが……ということで願掛けが保留になることもあります。
縁結びの願掛けには詳しい自己紹介が必須です。
自分はどこに住んでいる誰なのか、どのような仕事をしているのか、どのような相手と出会いたいのか、相手に望むことはなんなのかを神様に伝える……ここまではなんとなくおわかりになると思います。
自分のことを神様にくわしく伝える
さらに、自分の長所や短所も言っておくといいです。
気が短いことが欠点だな~と思っているのなら、そこを言っておくと、のんびりおっとりしたイライラしない人を探してくれます。
いくら相手のことが大好きでも、お互い気が短かったら無駄なケンカをしょっちゅうするわけで、毎日が殺伐としたものになるかもしれません。
片付けが苦手なことを黙っていたら、清潔好きな相手と結ばれてしまうこともあります。
そうなると、相手はピカピカのキレイ好きですから、お互いがストレスをためてケンカが増えます。
それがエスカレートしていって感情が爆発し、別れることになるかもしれないのです。
片付けが苦手だとひとこと言っておけば、少々掃除をしなくても気にしない人が相手に選ばれます。
結婚してもお金は別々に管理したいという方も事前に神様に伝えておいたほうがいいと思いますし、親戚付き合いを結婚後も大事にしたい、という方も先に言っておいたほうがいいです。
そこにストレスを感じない人を探してくれます。
異性の友達がいることを認めてほしいという、あとあとトラブルになりそうなことは大事なので、こちらも神様に初めに伝えておきます。
過去にどんな人と付き合って、何が原因で別れたのか……なども詳しく説明しておくことがおすすめです。
このように、神様にはたくさんのことをしっかりとお話します。
自分という人物を正しく知ってもらわなければ、最高に相性の良い相手を見つけてもらえないからです。
願掛けの仕方は縁結びにおいて非常に重要なところなのです。
神様に強くアピールできる願掛けの方法
縁結びをお願いする“理由”を伝える際は、注意が必要です。
おひとりさまが寂しい、だからパートナーがほしい……という理由でも、かまわないと言えばそうなのですが、叶えてもらいやすいのは「人生」の願掛けとしての祈願です。
適齢期なのに相手がいなくてカッコ悪いから相手を見つけてほしいとか、恋人がいる、もしくは結婚した友人や同僚に負けたくないとか、まわりから不憫に思われるのが我慢できない、などの理由で願掛けをするのはちょっと違うのです。
自分に合ったパートナーを得ると、おひとりさまだったこれまでの人生とは違った形で彩りのある人生になります。
パートナーと一緒に笑ったり泣いたりすれば、楽しいことは倍になり悲しみは半分になります。
つらい時に支えてもらえるし、相手が落ち込んだ時には支えてあげることもできます。
「今とは違った形の豊かな人生にしたいんです」というふうに、自分の「人生」のお願いとして真剣に願掛けをすると叶えてもらいやすいです。
「彼氏(彼女)が見つかりますように」というひとことだけのお願いだったら、「まだ、そこまで真剣ではないのだな」という印象を神様に与えてしまい、もっと真剣にお願いをする人から先に縁結びをされてしまいます。
わざわざ願掛けに行くのですから、どれだけ本気なのかということを知ってもらったほうがいいです。
願掛けは1ヶ所の神社限定という決まりはありません。
同じ願掛けを複数の神社でしてもまったく問題ないのです。
最初に願掛けをした神様に失礼ということはないばかりか、あちこちで同じ願掛けをするとそのお願いに必死であることが神様に伝わります。
「そこまで必死ならワシが叶えてやろう」と、逆に良いほうに効果があるように思います。
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