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神様が教えてくれた縁結びのはなし

2020.06.05 公開 ポスト

土地の悪影響をさけて家を探す方法桜井識子(神仏研究家、文筆家)

スピリチュアルな世界への造詣が深い桜井識子さんの、最新単行本『神様が教えてくれた縁結びのはなし』。人生のパートナーとなる人との縁はもちろんのこと、さまざまな縁をうまく結ぶコツをまとめた内容が反響を呼んでいます。
今回はその中から「良くない土地の影響を避ける方法」を紹介します。

*   *   *

(写真:iStock.com/ADragan)

悪い影響を受けやすい土地とは

そこに住むと、体調に影響が出る、運が下降していく……と聞いて、皆様が真っ先に思い浮かべるのは、古戦場跡や刑場跡ではないかと思います。
血なまぐさい合戦があったからとか、無実の罪で処刑された人がいたに違いない、その恨みで……と想像されるのではないでしょうか。

古戦場から言いますと、関ヶ原の地に実際に立ってわかったのですが、古戦場跡だから悪いということはありません。
合戦場は一律にそのあたりすべてが悪い、ということではないのです。
もちろん良くないエリアもあります。でも、そうではないエリアも広くあるのです。

過去にそのエリアと言いますか、その一区画内で何が起こったのか、亡くなった人がいたら、どのような亡くなり方をしたのか、どんな念を抱えて亡くなったのか……など、“その土地の上で”起こった過去の出来事によって差が出ます。
ですから、古戦場跡といっても、住んでも全然影響がない、まったく気にしなくても大丈夫、というエリアもあるわけです(すべてがそうではありません)。

ただ、「首実検の場」だけは特別で、ここは明らかに良くないです
首実検とは負けたほうの武将の首を、勝利した側の総大将が1つ1つチェックをすることです。
負けた武将たちは首だけになっても、討ち取られたことが無念でくやしくて仕方がなかったようで、ものすごい念を放っているのです。
それは殺されたからではなく、首を取られたくやしさ、首実検をされた屈辱、そこに強い怒りがあるようです。
強烈な念が時を超えてもまだ渦巻いていますから、そのような場所の上に住むと良くない影響があります。

刑場跡も首実検場跡とほとんど同じ波動を持っていますが、刑場は河原だったところが多いため、住宅地の真ん中にはあまりないように思います。
もしも、例外的にあったとしたら、その上に住むのはやめたほうがいいです。

山を切り崩した土地も要注意

昔は墓地だった、という土地もやめたほうがいいです。
墓じまいのやり方によっては、その上に住むと障りが出ることがありますし、無縁仏となっているお墓は更地にしたあともちょっと厄介だからです。

(写真:iStock.com/wingtatwong)

山を切り崩して宅地造成をしたような場所は、お墓に気づかず、整地をしている可能性が無きにしも非あらずで、こちらもその影響があったりします。


私は山の奥深くまで取材に行くことが多いのですが、昔の人は山の中にひっそりとお墓を1基だけ建てていたりします
現代のように「ここはお墓ですよー!」とひと目見てわかる墓石ではありません。
小さな石仏だったり、小さな石碑だったり、ごく普通の石が墓石だったりするのです。
そばまで寄って行って、やっと「ああ、お墓なんだ」とわかるものが少なくないです。
そのようなお墓で、しかも古かったりもしますから、気づかないで宅地造成をしてしまう可能性が高いように思います。

沼や井戸だった場所は注意が必要なケースも

沼を埋めた土地、井戸を埋めた場所などは何も気にしなくてもいいところがほとんどですが、中には大きく影響を受けるところがあります。
ここでいう沼とは範囲が狭くて水深の浅い湿地のことです。
水の透明度が低く、泥地である水場は幽霊が好む場所なのです。
幽霊はのどが渇くので夜になると水を飲みに行きます。
清い水よりもどんよりとした水を好むため、このような水場には幽霊が集まります。

長い期間、幽霊のたまり場になってしまった沼は幽霊のせいで波動が低くなっているので、いくら埋めていてもその上には住まないほうがいいです。
幽霊の水飲み場になっていない沼だったらなんの問題もありません

井戸は昔の人がそこに神様を祀っていた可能性があります。
昔の人は火を使うところや水が出るところにはすべて神様がいると信じていたからです。
それは神社から勧請をしたというような由緒正しい神様ではなく、民間信仰のような神様です。
ご神体となるものをちょっと置いて、手を合わせていたとしたら、本当にどこかの神様が宿っていたことが考えられます。
このような形で信仰されていた神様は、神格が高くないことが多いので、もしも正しく魂抜きをせずに井戸を埋めていたとしたら良くないです
上に住むと障りがあるかもしれません。

土地の悪影響を避けるための家の探し方

住む建物、土地に関しては、人間の念、幽霊などの因縁の他に自然の影響もあります。
「土地」は、違う言い方をすれば「地殻」であり、地球という天体の固体部分の表面です。

(写真:iStock.com/RomoloTavani)

ご存じのように地球は霊的エネルギーに満ちた天体です。
そのエネルギーは地球内ならどこもすべて均一というわけではありません。強いところと弱いところがあります。
エネルギーが非常に強い、エネルギーの質がとても良い、エネルギーの量が多い……そこが俗に言うパワースポットです。

それとは逆に、地球の霊的エネルギーが驚くほど弱いところ、少ないところも同じように存在しています。逆パワースポットですね。
そのような場所は「魔」に好まれます。
ですから、「魔」をくっつけた人、「魔」の世界に傾いた心根の良くない人などがそこに集まります
そのせいで、その一区画の波動が下がっています。
このように避けたほうがいいところがあるので、契約前に周辺の様子をよく観察することが大事です。

家を探す時は、まず、自分がわかる範囲で良くない影響を受ける“可能性”を排除します
古戦場跡だったとか(古戦場は悪くない場所もありますが、良くないところに当たる“可能性”があるため避けたほうがいいです)、墓地や沼地を埋め立てたところ、事故物件などです。

地球の霊的エネルギーが弱い場所も避けます。
ここには「魔」が集まっているため、それが目印です。
周辺の環境や雰囲気を“感覚で”判断します。

このように自分でわかる悪そうなところは避け、あとはラッキーな場所に当たるように、神様にお願いをするしかありません
霊的に見えない部分は、人間ではどうしようもないからです。

たとえば東京都で物件を探す場合、神様ならサッと見渡して「ああ、ここに良いスポットがある」と即座にわかります。
それが何ヶ所かあって、その中で近々、引っ越しをしそうなところを見つけ、そこにうまく入居できるよう“その時点から”調整を始めてくれます。
ですから、神様にお願いをして1~2ヶ月過ぎたあたりで、新しく空いた物件から探すと良い物件に当たる可能性が高い、というわけなのです。

関連書籍

桜井識子『神様が教えてくれた縁結びのはなし 直接きいてわかった良縁あれこれ』

生まれ持った霊能力に加えて修行により霊格を上げ、神様とおはなしができるようになった著者。本書のテーマは、「縁結び」です。人生の伴侶となる相手との縁結びはもちろんのこと、ソウルメイトとの縁、神仏との縁、運との縁、物件との縁、過去世との縁……などなどあらゆる良縁を結ぶ方法を、神仏に直接取材しました。良縁をお願いするならこの神社/「ビビビーッとくる=運命の人」ではない/力のある神様は世界じゅうから相手を探す/縁結び専門“月下老人”のお仕事/神様にお願いすると最良の物件に導いて下さる/運を呼ぶ縁起物コーナーの作り方/過去世のよい影響を今世に与える方法

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神様が教えてくれた縁結びのはなし

2020年3月4日発売の『神様が教えてくれた縁結びのはなし』について、最新情報をお知らせします。

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桜井識子 神仏研究家、文筆家

1962年広島県生まれ。霊能者の祖母・審神者の祖父の影響で霊や神仏と深く関わって育つ。1000以上の神社仏閣を参拝して得た、神様仏様世界の真理、神社仏閣参拝の恩恵などを広く伝えている。神仏を感知する方法、ご縁・ご加護のもらい方、人生を好転させるアドバイスなどを書籍やブログを通して発信中。最新単行本『ごりやく歳時記』のほか、『桜井識子の星座占い』『東京でひっそりスピリチュアル』『ごほうび参拝』『神様仏様とつながるための基本の「き」』『おみちびき』『死んだらどうなるの?』など著書多数。

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