じつは昔からあった「地面反力」打法
1900年代初頭、スコットランドには「ゴルフ技術には新しいものはひとつもない」ということわざがあったそうだ。
クラブやボールに関しては、科学技術の進歩とともにその後も大きな革新が起こったが、スウィングなど、技術的なことはもう出尽くしていたというのだ。
たしかに、最近の技術と思われがちなものでも、古い文献に同じようなものが登場していたりして、「なんだ、昔からやっていたんだ」と気づかされることも多い。
たとえば、タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンが深いラフから打ち出すときに見せるロブショットなども最近の技術かと思っていたら、リンクスのフェスキュー芝のラフからうまく打ち出す方法として、フェースを開いてわずかにダフり気味に振り抜く技術が昔から紹介されているのである。
飛距離を出す方法として最近の流行は、「地面反力」(「床反力」ともいう)を利用し、回転スピードのアップにつなげて飛ばすというものだ。
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