昔は子どもが嫌いだった。
小さな子どもがいる友人の家に行くと、よかれと思って、「〇〇ちゃんだよ~」とか子どもを近づけてこられるが、唾液や鼻水、食事中にはケチャップなどが自分の服につけられやしないかとひやひやして、「可愛いね~」とか言いながら、内心「かんべんしてくれよ、汚い……」と思うこともあった。
電車やお店で騒ぐ子どもには「仕方がない」と、思いつつも眉をひそめたし、こんなうるさくて手間のかかる生き物を自分が育てる気になどならなかった。
子どもが欲しいと思ったことはなかったし、なるべく子どもには近寄らずに生きていくつもりだった。
ところがどっこい。
十数年前、妹が子どもを産んで、つまりは甥ができて、私は豹変した。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン
加齢、閉経、更年期……。何かと女性の心をざわつかせるキーワード。
本当にそれって怯えたじろぐものでしょうか。恐れるも楽しむも自分次第じゃありませんか?
「生理が終わったって、女が終わるわけじゃなし」。
女性たちの第二ステージは、新しい人生の幕開け!
セックスは?恋愛は?仕事は? 女たちの赤裸々カウントダウンをご紹介。
女の数だけ生き方がある!
- バックナンバー
-
- 「更年期かよ」と言う人たちへ【再掲】
- 熟れる女はいつまで売れるのか【再掲】
- 女は子宮でものを考える。んなアホな。【再...
- 白髪の上下問題につきまして【再掲】
- 正直あの時痛くないですか?【再掲】
- 祝『ヘイケイ日記』刊行。閉経に怖気づく女...
- 50歳、その後
- そして50歳になった
- おばさんの自由
- 両立なんてさせてたまるかという呪い
- 自信がないという自意識過剰さを自覚しなが...
- 怒れない日々
- ほっといてんか、押し付けんといてんか
- 安全で安心な「お相手」はどこにいるのか
- 50歳になるまでにしたいことは
- 貢ぐ女の友は貢ぐ女
- ひとりラブホもいいじゃないか
- 「更年期かよ」と言う人たちへ
- 捨てられる女になるために
- 当たり前だけれどお金がないと人は死ぬ
- もっと見る