「手を出すな！タマはいじると癖になる」――川崎肇岡上貞夫

6インチ・リプレースは一度やったらやめられない

今回の名言の主、日本アマ3度優勝の川崎肇氏は、若いゴルファーに教えるとき、俳句の韻をふんで忠告を与えるのがうまかったそうだ。表題の言葉も五・七・五である。

ウィキペディアでは川崎氏について、次のように紹介されている。

川崎八右衛門の孫。妻は金子堅太郎の娘。東京高等商業学校（現一橋大学）卒業。ペンシルベニア大学卒業。川崎銀行副頭取、博多土居銀行頭取、博多銀行頭取、日本火災保険社長、日華生命保険社長、萬歳生命保険社長、川崎信託社長、日本橋ビルデイング代表取締役、東武鉄道取締役、阪和鉄道取締役等を務めた。1923年関東大震災で妻を亡くす。1943年日本火災保険を勇退。日本アマチュアゴルフ選手権競技で通算3勝（1919年、1924年、1925年）を遂げた実績を持つが、その後左目を事故により失明、それ以降思うように勝てぬまま急性心不全で亡くなった。
（「川崎肇」『ウィキペディア日本語版』）

さて、6インチ・リプレースは1900年代初頭にアメリカで作られたローカル・ルールだが、英国人はこれによって「あるがまま」の精神が崩壊してしまったと嘆く。