生き方
7月20日
17時ごろまで自宅でゲラを読み、会社へ。最近、試験に使われた本の掲載許可の連絡が多い。試験問題は事前に使用申請ということはもちろんなく、事後の連絡。いろんな本が使われるというより、決まった本に集中する。
夜、『新潮』掲載「ダークアンデパンダン」(卯城竜太さん)を読む。芸術家の思考の軌跡にひきずりこまれる。多くは、見ないふりするか、気づきもしない、個人の闇を「表現するか、しないか」とまで徹底して考えられることが、芸術家なのだろうな。私自身は、表現はしなくとも、自らの闇を、文学や芸術に触れることで、そこにあっていい、と言ってあげている気がする。最近は、心の透明性、一貫性が求められる風潮だけれど、矛盾ややましさをなきものにされることは怖い。
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