ポーランドってなにがあるんだっけ?
旅行すると言ったらみなに聞かれた。ポーランドにはアウシュビッツがある。
ツアーにはアウシュビッツ博物館も組み込まれていた。観光バスで着いた先には、観光バスがたくさん停車していた。いろんな国の人々がかつてのナチス・ドイツの強制収容所アウシュビッツを訪れていた。大人も学生も。教師に引率されてきた子供たちも大勢いた。博物館にはすでに全世界から3000万人以上の人々が訪問しているのだそう。入館は無料だ。無料ということに大きな意味が込められているのだ。
受付を通ると門がある。写真や映画で一度は目にしたことがある有名な門だ。門には「働けば自由になる」というドイツ語が掲げられている。この門をくぐり再び外に出られた人はわずかである。
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前進する日もしない日も
仕事の打ち合わせ中、まったく違うことを考えてしまう。ひとり旅に出ても、相変わらず誰とも触れ合わない。無地の傘が欲しいのに、チェックの傘を買ってくる。〈やれやれ〉な大人に仕上がってきたけれど、人生について考えない日はない。そんな日々のアレコレ。
編集部からのお知らせ
「前進する日もしない日も」は2022年4月にリニューアルしてスタートします。どうぞご期待ください!