二の腕やお腹まわりが気になる季節。ところがダイエットを試みてもいっこうに痩せない、痩せたとしてもすぐにリバウンドする……。そんな悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、「1食100円野菜ダイエット」です。提唱者である美波紀子さんの『美人をつくる野菜の食べ方』は、ダイエット効果はもちろん、老化や病気も予防でき、しかも簡単で美味しい「野菜の食べ方」を教えてくれる一冊。その中から、今日から試せるノウハウをいくつかご紹介します。
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これが秘伝のレシピ!
いよいよ実践です。
野菜をいろいろ買ってきたものの、毎回どうやって料理したらいいんだろう? と、戸惑うかもしれませんが大丈夫!
肉、魚、豆腐、缶詰などでタンパク質を補いながら、野菜をスープ煮にすれば、バランスのよい一品がたちまち出来上がります。野菜は、ぐつぐつ煮込んでスープ煮にした時、体に吸収されやすくなる、ということをくれぐれもお忘れなく!
では、実際にダイエット、美肌、睡眠不足などの目的に合わせた、野菜のスープ煮を作ってみます。
・レシピ……ダイエット効果がある野菜のスープ煮
【材料(1人前)】
トマト(中)2分の1個、キャベツの葉2枚、えのきだけ4分の1袋、鶏のひき肉50グラム、コンソメ粉末小さじ1、白ワイン小さじ1(なければ酒小さじ1)、塩、こしょう
【作り方】
1. ボールに鶏のひき肉を入れ、コンソメ粉末をまぶしながら、ほぐしておきます。白ワインがあれば、小さじ1をふりかけます。なければ酒小さじ1をふりかけます。
2. 1カップの水を鍋に入れ、沸騰させます。
3. 沸騰したら、切手くらいの大きさにカットしたキャベツ、みじん切りにしたトマト、えのきだけと、塩をひとつまみ入れ、ふたをして5分煮ます。
4. 全体がしんなりしてきたら、ひき肉を加え、火が通ったらこしょうをかけて出来上がりです。
ボリューム感の出る野菜を使う
出来上がりまでの時間は、10分弱。野菜の費用は、トマト50円、キャベツ25円、えのきだけ25円くらいの合計100円。こんなにボリュームがあるのに100円? というほどの量になります。
スープ皿に移して、さっそくいただきます。
トマトの赤みが全体に広がって、一見ミネストローネのような雰囲気と香りが漂っています。
ひき肉にコンソメと白ワインで下味をつけておいたので、鶏肉独特のにおいがなく、食欲をそそります。ダイエット中には、こういう熱々のレシピが最適なのです。時間をかけてゆっくり食べているうちに満腹感で満たされるからです。
ふうふうさましながら、スプーンでキャベツをすくって食べてみると……。くたっと柔らかくなったキャベツが甘い! トマトの酸味がキャベツの甘みをいっそう引き立てています。それにしてもひき肉に白ワインをふりかけておいたのは正解でした。ふんわり優しい柔らかさになっています。しかもひき肉の一粒一粒にコンソメがしみて、鶏肉とは思えない複雑なこくが出ています。
キャベツの量が多いのと、キャベツからにじみ出た汁とで、ボリュームたっぷりのスープ煮になりました。
一皿で満腹になりそう!
そうなのです。ダイエット向きの料理を作りたければ、ポイントは、熱々であることと、ボリュームの出る食材を使うこと、の2つです。
キャベツは、煮ても繊維が残るので腹持ちが抜群です。このスープ煮はダイエッターの強い味方になってくれます。
美人をつくる野菜の食べ方
二の腕やお腹まわりが気になる季節。ところがダイエットを試みてもいっこうに痩せない、痩せたとしてもすぐにリバウンドする……。そんな悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、「1食100円野菜ダイエット」です。提唱者である美波紀子さんの『美人をつくる野菜の食べ方』は、ダイエット効果はもちろん、老化や病気も予防でき、しかも簡単で美味しい「野菜の食べ方」を教えてくれる一冊。その中から、今日から試せるノウハウをいくつかご紹介します。