二の腕やお腹まわりが気になる季節。ところがダイエットを試みてもいっこうに痩せない、痩せたとしてもすぐにリバウンドする……。そんな悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、「1食100円野菜ダイエット」です。提唱者である美波紀子さんの『美人をつくる野菜の食べ方』は、ダイエット効果はもちろん、老化や病気も予防でき、しかも簡単で美味しい「野菜の食べ方」を教えてくれる一冊。その中から、今日から試せるノウハウをいくつかご紹介します。
* * *
仕事帰りでもこれなら楽チン
最後に、晩ごはんでは、どうやったら簡単に100円分の野菜を食べられるか? という疑問に答える、おすすめの方法をご紹介します。
毎晩、野菜を料理するのは想像するだけでも面倒です。
通勤疲れのない私でさえ、野菜を冷蔵庫から出して、きれいに洗って、形をそろえて切って、火の通りにくいものから加熱して、塩やら酒やらで味をつけて、大皿小皿に盛りつけて……という長い過程を考えると、それだけで疲れてしまいます。
まして仕事から疲れて帰ってきた人にとって食事の支度は、もう一度仕事をはじめからやり直すようなもの。
でも、ご安心ください。野菜は食べたいけど、野菜料理は面倒、と思っている人におあつらえ向きなレシピがあります。
一度に2、3日分まとめて作っておける野菜料理です。
といっても、毎晩同じものを食べるわけではありません。
簡単にいいますと、ほとんど味のついていない豚汁のベースをたくさん作っておき、食べる時には、それを小分けにして、違う味付けで食べるのです。
いろんな味つけが楽しめる
とにかく、作ってみます。
・レシピ……使いまわし万能豚汁
【材料(5食分)】
薄切りの豚肉(赤身のもも肉)200グラム、大根2分の1本、にんじん1本、やまいも10センチ、れんこん10センチ、エリンギ2本、小松菜2分の1束、だし昆布3センチ角、だし5カップ、酒大さじ1、塩
【作り方】
1. 豚肉は細切り。大根、にんじん、やまいも、れんこんは表面を洗ったら、なるべく薄く皮をむいて1センチ幅のくし形切りにします。小松菜はよく洗って3センチ幅にカット。エリンギは、拍子木にカット。
2. 鍋に、だし、だし昆布、豚肉、大根、にんじん、れんこんを入れて酒、塩を少々ふり、時々あくを取りながら、ふたをして中火で10分ほど煮ます。
3. 全体に火が通ってやや柔らかくなったら、やまいも、小松菜、エリンギを入れ、さらに5分煮るともう出来上がりです。だし昆布はとり出します。
これで、味のついていない豚汁ができました。
味がついていない、といっても、調味料の味がついていないだけ。熱々のスープを味見してみると、だし、だし昆布、豚肉のうまみがじんわりにじみ出して、なんともいえないこくのあるスープになっています。
これに、もう少し塩としょうゆと豆腐を足せば、たちまちおいしいけんちん汁の出来上がり! なのですが、それでは意味がないのです。
私がやろうとしているのは、この薄味の豚汁をベースにして、食べるたびに違う味付けをしようというのですから。
どんな味付けにするのか、といいますと……、
(1)味噌を加えて「正統豚汁」
(2)豆乳を加えて「豆乳鍋風」
(3)トマトソースを加えて「ボルシチ風」
(4)バターと豆乳、コンソメを加えて「クリームシチュー風」
(5)カレー調理料を加えて「野菜のカレー煮込み風」
どれも、低カロリーでヘルシーなものばかり。まだまだ他にもオリジナルな味付けがあると思いますが、とりあえずこういうレシピなら簡単にできてしまいます。
美人をつくる野菜の食べ方
二の腕やお腹まわりが気になる季節。ところがダイエットを試みてもいっこうに痩せない、痩せたとしてもすぐにリバウンドする……。そんな悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、「1食100円野菜ダイエット」です。提唱者である美波紀子さんの『美人をつくる野菜の食べ方』は、ダイエット効果はもちろん、老化や病気も予防でき、しかも簡単で美味しい「野菜の食べ方」を教えてくれる一冊。その中から、今日から試せるノウハウをいくつかご紹介します。