上級者は同伴プレーヤーのボールの行方まで把握している
日本アマチュアゴルフ界のレジェンド・中部銀次郎さんのことは何度も書いてきたので説明は省くが、彼が残した中部語録の一般ゴルファーに対する示唆は深い。
銀次郎さんは、一緒にラウンドしている同伴者のボールがロストになることを「大変申し訳ない」と恥じていたそうだ。
銀次郎さんほどのトップアマならば、当然自分のボールを見失うことはほとんどない。そのうえで、同伴プレーヤーのボールの行方もほとんど見極めていたのだ。
アベレージゴルファーはしばしば自分のボールの行方を見失い、見当違いのところを探す。これがビギナーとなると、ほとんど行方がわからない。
銀次郎さんは同伴プレーヤーの力量に応じ、ボールが曲がったときには「そのバンカーのマウンドの横あたりだよ」と教えてあげていたのだ。
なぜそんなことができたのかというと、銀次郎さん自身が曲げることはあまりないため、同伴プレーヤーのことをよく観察する余裕があったからだ。
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