信長と光秀の「本当の姿」について語る最後の回。
今回は、二人の真実を知ったうえで、ここから現代の私たちが何を学べるのか?の考察です。
「謀反といえば」の「本能寺の変」ですが、こうして、いろんな方向から眺めてみると、やたら深い。
光秀と信長のイメージを新しくできたことで、すごく得した気分になれますよ。
* * *
いつも真実が手に入ると思ったら大間違い
織田信長と明智光秀 パート4
信長と光秀の姿、いかがだったでしょう?
ちょびとおさらい。
『本能寺の変』を知るには信長と光秀のこと知っとかなきゃ。
↓
光秀は、超優秀な武将。
↓
信長は、保守的な裏切られ屋さん。
さて、前回も言ったとおり『本能寺の変』(光秀が信長を裏切った理由)にはホントに諸説ありまして、
野望説、怨恨説、朝廷黒幕説、足利義昭黒幕説、羽柴秀吉黒幕説、徳川家康黒幕説……
などなど、説が列をなしてて、かなり楽しめます(細かいのを含めるとその数は40にも50にもなっちゃう)。
ただ、そのほとんどが、フィクションを前提に作られた説だったり、肝心な部分の説明が激ヨワだったり、そして何より、
"今回紹介したホントの信長と光秀をあてはめると成立しない説"
だったり。
とにかく「ファンタジーとしては楽しいお話」ばかりなんですね。
ここでは、その諸説にほぼふれませんので、気になったらいっぱい気にしてください(「ときは今あめが下しる……」の句が怪しいとかね)。
そんな中、1つだけ紹介するとすれば、近年「これが一番しっくりくるなぁ……」と言われてる”四国説”。
これ、どういったものかと言うと……
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしようの記事をもっと読む
13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう
歴史ものの面白いドラマや映画はたくさんあるし、小説や漫画もたくさんあるのに、歴史っていうだけで「苦手!」と思ってしまう人は、多いですよね。「歴史の教科書」というだけで、拒否反応を示す人もいるのでは!?
しかし歴史は、知れば知るほど面白い。とくに「戦」からは、学べることがいっぱいです。
実際に勉強してみると、コロナ禍の影響で社会が大きな変化をしている”現代”とかぶることもたくさん。
だから。
今こそ、戦国時代の「戦」の話をしましょう!
『超現代語訳 戦国時代』の房野史典さんが、芸人ならではの「面白スパイス」をたっぷりかけて、かつてないほど頭に入るように歴史の話をしてくれます。
苦手だった人ほど、ハマりますよ。
- バックナンバー
-
- 「歴史界に語り手として、これ以上の人はな...
- 「麒麟がくる」時代考証の小和田先生絶賛。...
- 「エモさ」ナンバー1の戦ってなーんだ!?...
- 刊行記念プレゼン!?「そこに生きたストー...
- 秀吉が「刀狩」をした“本当の理由”が最近...
- この時代に、全国のあらゆる数字をデータ化...
- 戦術的には家康が勝ったけど、戦略的には秀...
- あの輝きを放っていた織田家が、この戦いで...
- どうして秀吉は天下を取れたの!?戦も政治...
- 「僕って超スゴイ人」エピソードを自分で作...
- そりゃ、光秀やられちゃうわ…。秀吉は、速...
- 敵の城を水の上にに浮かせて勝利!まだまだ...
- 伝説の多い秀吉とはいえ…。あの有名なエピ...
- 「本能寺の変」の中には、現代に生きる僕た...
- 「破天荒で何考えてるかわかんない」ってい...
- え!信長ってそんな感じだったんだ!?
- え!明智光秀ってそんな感じだったの!?
- 今まで思ってたのと全然違う!信長と光秀、...
- 明智光秀を、一瞬にして心変わりさせた”闇...
- 「本能寺の変」は2週間前まで、マジで”ぜ...
- もっと見る