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13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう

2020.09.19 公開 ポスト

織田信長と明智光秀 パート4

「本能寺の変」の中には、現代に生きる僕たちが学べることが多すぎる!房野史典

信長と光秀の「本当の姿」について語る最後の回。
今回は、二人の真実を知ったうえで、ここから現代の私たちが何を学べるのか?の考察です。

「謀反といえば」の「本能寺の変」ですが、こうして、いろんな方向から眺めてみると、やたら深い。
光秀と信長のイメージを新しくできたことで、すごく得した気分になれますよ。

*   *   *

いつも真実が手に入ると思ったら大間違い
織田信長と明智光秀 パート4

信長と光秀の姿、いかがだったでしょう?
ちょびとおさらい。

『本能寺の変』を知るには信長と光秀のこと知っとかなきゃ。

光秀は、超優秀な武将。

信長は、保守的な裏切られ屋さん。


さて、前回も言ったとおり『本能寺の変』(光秀が信長を裏切った理由)にはホントに諸説ありまして、
野望説、怨恨説、朝廷黒幕説、足利義昭黒幕説、羽柴秀吉黒幕説、徳川家康黒幕説……

などなど、説が列をなしてて、かなり楽しめます(細かいのを含めるとその数は40にも50にもなっちゃう)。

ただ、そのほとんどが、フィクションを前提に作られた説だったり、肝心な部分の説明が激ヨワだったり、そして何より、
"今回紹介したホントの信長と光秀をあてはめると成立しない説"
だったり。
とにかく「ファンタジーとしては楽しいお話」ばかりなんですね。

ここでは、その諸説にほぼふれませんので、気になったらいっぱい気にしてください(「ときは今あめが下しる……」の句が怪しいとかね)。

そんな中、1つだけ紹介するとすれば、近年「これが一番しっくりくるなぁ……」と言われてる”四国説”。
これ、どういったものかと言うと……

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房野史典『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』

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房野史典『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』

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房野史典『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』

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13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう

歴史ものの面白いドラマや映画はたくさんあるし、小説や漫画もたくさんあるのに、歴史っていうだけで「苦手!」と思ってしまう人は、多いですよね。「歴史の教科書」というだけで、拒否反応を示す人もいるのでは!?
しかし歴史は、知れば知るほど面白い。とくに「戦」からは、学べることがいっぱいです。
実際に勉強してみると、コロナ禍の影響で社会が大きな変化をしている”現代”とかぶることもたくさん。
だから。
今こそ、戦国時代の「戦」の話をしましょう!
『超現代語訳 戦国時代』の房野史典さんが、芸人ならではの「面白スパイス」をたっぷりかけて、かつてないほど頭に入るように歴史の話をしてくれます。
苦手だった人ほど、ハマりますよ。

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房野史典

1980年、岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国武将好きで、歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成し、歴史活動にも意欲的。子どもたちに歴史の面白さを教える授業も好評。初の著書『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』でブレイク。その他の著書に、『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』『時空を超えて面白い! 戦国武将の超絶カッコいい話』など。

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