人気占い師、真木あかりさんが、読者の恋愛相談にお答えします。
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私にはずっと好きで忘れられない人がいます。相手は、私が学生時代にアルバイトをしていた飲食店の店長です。
昨年の春に告白をして振られてしまっていて、自分なりに想いを断ち切って前に進めるように努力をしたり、忘れられないなら好きな気持ちだけ心の片隅に置いて過ごしていこうかとも考えたりしたのですが、その方の側にいたい気持ちがどうしても消えませんでした。
それならば、もう一度距離を縮める努力をと考えたのですが、一度振られてしまっていることや現状接点がないことから、どうすればいいのか分からない状況です。
何かアドバイスを頂けますと幸いです。
(merさん・おうし座)
merさん、こんにちは。ご相談を頂きありがとうございます。お送り頂いてから随分と時間が経ってしまって申し訳ありません。回答させて頂きます。
忘れられない方がおられるとのこと、merさんもお相手の気持ちを尊重し、受け入れようと試行錯誤して来られたのですね。好きな気持ちだけ心の片隅に、というお言葉から、本当に大切な思いだったのだというお気持ちが伝わってくるようです。いい加減な思いならば、楽だったんですよね。ダメなら仕方ないと、さっくり諦めて次にいけるんです。でも、merさんはそうじゃない。大切だから次に進むこともできないのです。矛盾をぎゅっと抱きしめて来られて、辛かったでしょう。頑張っていらっしゃいましたね。
merさんはおうし座で、簡単に恋に落ちるようなタイプではないかわりに、一度好きになったらとことん本気です。成就すれば基本的に「別れる」などということは一切考えませんし、仮に成就しなかった場合でもずっと思い続けて大切になさいます。何年もかけてアプローチを続け、成就させるという方もいらっしゃるほど。ただ、merさんがおっしゃっているように、接点がないと一気に可能性が低くなってしまいます。
接点は「つくる」もの。
ただ、状況としては存外シンプルに見受けられます。お客さんとして、お店に行くという手段が最強であろうと思いますが、いかがでしょうか。業態がわからないのと、まだお店があるかどうかわからないので、見当違いなことを申し上げていたらごめんなさい。でも、理由なんてなんだっていいです。「懐かしくなって」でもいいですし、当時のアルバイト仲間と同窓会をしたっていいでしょう。今も知っているスタッフがいるなら、その子に会いに行くという理由もつけられるのではないかと想像します。
そのときの留意点としては、まず所作や外見を、学生時代の頃から格段に洗練されたものにすること。あの頃とは違うのだと、見える形で示すことです。そして振られた事実など忘れましょう。重要なのが、今でも好きな素振りは見せないこと。それが伝わってしまうと、警戒されます。
完全にお客さんに徹して月3回、1年も通い続ければ常連めいた存在にはなれるでしょう。ちょっとお皿を端に寄せて片付けやすくしたり、トイレを探しているお客さんを誘導したりと、元店員だからこそできるさりげない気遣いを見せるのもアリかもしれません。ちょっとしたグチなど聞かせてもらえるようになれば、ひとまずOKです。
merさんももう社会人です。アルバイトではなく、自立した大人の女性として、店長さんと対等に接する。そのうえでお気持ちを伝えれば、過去はともあれ有効であろうと思います。友人を彼氏役に仕立てて連れていき、別れたふうをよそおって恋愛相談をするといった小細工はあまりお勧めしません。おそらく店長さんには逆効果ですし、そういう小細工であっさり心が揺らぐというチョロい展開で始まった関係性というのは、チョロいまま続きやすいのです。
必要なのは、「傷ついてもいい」という覚悟
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