わかりあえない友達についてどう思う？｜キリ番踏んだら私のターン｜長井短

ツイッターのタイムラインとリア友との会話は違うよねって話

夏が完全に終わった。ぼぅっとしている間に、目の前を暑さが通り過ぎていっただけの夏だった。

だってどこにも行けなかったし、近所の金の蔵で泥みたいに飲むこともできなかった。全然いつも通りの夏じゃない中で一度だけ、学生時代の友達と公園で遊んだ。半年振りに会う子もいれば3年振りに会う子もいて、みんなせーので卒業したはずだったけど、その後の関係性の育ち方はそれぞれ違う。

「あ、そこの二人は結構会ってたんだ？」ってこととか「え、そこ会うの2年振りなの？」っていうちょっとした驚きから始まる再会はとても楽しい。「最近どうしてた？」って話になると、みんな、当たり前だけどまるで生活ぶりが違う。

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料！: 今すぐ会員登録して続きを読む; 会員の方はログインして続きをお楽しみくださいログイン

キリ番踏んだら私のターンの記事をもっと読む

{　この記事をシェアする　}

キリ番踏んだら私のターン

相手にとって都合よく「大人」にされたり「子供」にされたりする、平成生まれでビミョーなお年頃のリアルを描くエッセイ。「ゆとり世代扱いづらい」って思っている年上世代も、「おばさん何言ってんの？」って世代も、刮目して読んでくれ！

※「キリ番」とは「キリのいい番号」のこと。ホームページの訪問者数をカウントする数が「1000」や「2222」など、キリのいい数字になった人はなにかコメントをするなどリアクションをしなければならないことが多かった（ex.「キリ番踏み逃げ禁止」）。いにしえのインターネット儀式が2000年くらいにはあったのである。

バックナンバー

選択してください