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作詩入門

2020.10.24 公開 ポスト

「友達じゃがまんできない」は夜の公園にいた彼女のもの前野健太

私に「シンガーソングライター」は似合わない

友達じゃかまんできない」という歌を書いたが、実は自分で書いていない。

モテキ」という映画と、「僕の好きな女の子」という映画で使ってもらったが、申し訳ない。作詩作曲とクレジットされているが、実は盗作だ。盗んだ作品だ。それはこの曲に限ったことではなく、自分の曲は盗作が多い。誰も気づかない。気づかれないからコソコソと続けてしまう。そうやって身につけた作詩術は、もういい加減解体しなきゃいけない。そして盗んだ相手に歌を還さなきゃいけない。いらない。そう言われるかもしれないが。

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作詩入門

街の詩情を歌い続ける、シンガーソングライターの前野健太による歌ができるまで。
どんなとき言葉は生まれてくるのか? 言葉はいつ歌になるのか?

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前野健太

シンガーソングライター、俳優。
1979年2月6日生まれ、埼玉県入間市出身。2007年『ロマンスカー』によりデビュー。ライヴ活動を精力的に行い、「FUJI ROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」など音楽フェスへの出演を重ねる。俳優活動においては、主演映画『ライブテープ』が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞。NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』他、TVドラマ、CM、映画、舞台に出演。エッセイ集『百年後』を刊行するなど、文筆活動にもファンが多く、他アーティストへの楽曲・歌詞提供も行う。

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