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あぁ、だから一人はいやなんだ。

2020.11.30 公開 ポスト

第144回 鎌倉物語いとうあさこ

鎌倉よ何故夢のような虹を遠ざける

誰の心も悲しみで闇に溶けてゆく

原坊さんの優しい声が染みるサザンオールスターズ「鎌倉物語」。歌詞に出てくる“日影茶屋”には「大人になったら絶対行く!」と思い過ぎた結果、何年か前ロケでお店の前を通っただけでテンパってしまった。そんな鎌倉へ、10月終わりのよく晴れた日に行ってまいりました。いや、“飲みに”行ってまいりました。しかも、泊まりで。わたくし鎌倉がかなり好きでして。いつから好きなのか、なんで好きなのか。そういうのはよくわからないのですが、とにかくずっと好き。小さい頃から大磯に祖父母や親戚がおりましたので、そもそも湘南には馴染みがあり。その上、デビューから大好きなサザンさまの地。好きになる理由がいっぱい溢れている場所なのです。

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いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。3』

海への恐怖を感じた、初めての遠泳。4人で襷を繋いだ「24時間駅伝」。お見合い旅inマカオ。“初”キスシーンに、“初”サウナ。ドラクエウォークで初めての高尾山。接続できずに大騒ぎのリモート飲み会。拍子抜けだった大腸検査。ブームに乗って、のんびり「おばキャン」、のつもりが……。いくつになってもあさこの毎日は初めてだらけ。

いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。2』

セブ旅行で買った、ワガママボディにぴったりのビキニ。いとこ12人が数十年(?)ぶりに全員集合して飲み倒した「いとこ会」。47歳、6年ぶりの引っ越しの、譲れない条件。気づいたら号泣していた「ボヘミアン・ラプソディ」の“胸アツ応援上映”。人間ドックの検査結果の◯◯という一言。ただただ一生懸命生きる“あちこち衰えあさこ”の毎日。

いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。』

ぎっくり腰で一人倒れていた寒くて痛い夜。いつの間にか母と同じ飲み方をしてる「日本酒ロック」。緊張の海外ロケでの一人トランジット。22歳から10年住んだアパートの大家さんを訪問。20年ぶりに新調した喪服で出席したお葬式。正直者で、我が強くて、気が弱い。そんなあさこの“寂しい”だか“楽しい”だかよくわからないけど、一生懸命な毎日。

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