
ついに、ついに…! 幻冬舎plusにアレン様大先生がご降臨…!! 今月からスタートした本連載では、現代社会で生きる誰もが気にしている「幸福論」について、ありがたいお言葉をつむいでいただきました。読めば幸せになること間違いなしのスペシャルなエッセイをご堪能あれ。
* * *
本音を言えない時点で友達じゃない。そんなことで切れる縁なら切れてもいいわ
ヮタクシはどんなときも、嫌なことは絶対に明日に持ち越したくないっていう考えを持ってるの。嫌だと思ったことはその場で言うし、終わらせる。
その結果得られたのって、今までいい結果ばかりだった。でもヮタクシが我慢して、嫌だ嫌だと思ったまま終わっていたら、何も得られてないのよ。
ヮタクシは自分の人生において、嫌だとか無理って思う事柄をその場ですぐに解決しないと気が済まない性分なの。
それはなんでかというとね、嫌だということを表に出したことで気が済んだという実績と、成功体験を積んでるから。言ったらこうなるっていうのを分かっているから、言わないと嫌なの。
でもその成功体験がない方って、言ったらどうなるか分からないから怖いじゃない? 本音を言ったときに、今の職場に居づらくなったらどうしようとか。
そういう人にこそ、怖がらず、臆さず、言ってみてほしい! と思うの。言わないといつまでたっても何も変わらないし、幸福になんてなれないわよ!
「でも言いづらい」ってよく聞く㌔、じゃあその言いづらい理由って何? って聞くと、大体返ってくるのが「上司にこう思われたら嫌だ」とか「友達だから」とかね。
ヮタクシは思うの。もう本音を言えない時点で友達じゃないわよね。「それ、言ってどうなると思うの?」って聞くと、「縁が切れるかもしれないから」。「そんなんで切れる縁だったら切ったほうがいいよ」って私なら言うわ。
それを言うとね、大体みんなが「そうですよね、アレン様」ってなるのよ。「そうですよね、なんで怖がっているんだろう。それで切れる縁だったら確かに切れていいですよね」って。
「それ、友達じゃないわよね」って、ヮタクシみたいた人から言葉で言われてからやっと気づく人ばっかりなのよ。でも、漠然と頭の中で思い浮かべてるだけだからなかなか行動に移せない。背中をポンと押してくれるヮタクシみたいな人が大事なのよ、すごく。
日々生きていく中で「つらい、しんどい、もう無理」って感じてる人って漠然としてるだけで、解決策は何百個とあるし、すぐ目の前に意外とあるものよ。
ヮタクシも昔は自分の主張を言えない性格だったのよ
今でこそ我慢しない、嫌なことはその場で言うヮタクシだ㌔、いじめられていたこともあってもともとは自分の主張を言えない性格だったのよ。ヮタクシが幼少期の頃は、男が男を好きって言うと、キモい、触るな! ってなってた時代じゃない?
だから自分は性別的にも人より劣ってると思っていたの。本当はそれだって自分の個性なのに、個性を押し殺して生きることを強いられた期間が14年あったわけよね。その年数ずっと我慢して生きてきたんだから、もういいでしょって爆発した時期があったの。それが14歳頃の荒れた時期ね。
ヮタクシはもう無理って思って爆発して自分を出せるようになった㌔、そのまま爆発しないで内にこもっちゃう人もいるわよね。いじめられたらいじめられっぱなしで「もういいや」ってなっちゃう人。その違いは“怖がってるかどうか”だと思うの。
人生において、怖がる気持ちが一番不要なのよ。
たとえばヮタクシがスポーツ嫌いな理由は自分が不得意だから。チーム戦だと、自分が弱いせいでチームの足を引っ張っちゃう。それが分かってるからやるのが怖い。でも少年院時代はやらなきゃいけないっていう状況だったの。
最初は剣道をやるのが怖くて怖くて仕方なかった。すっごく嫌なんだ㌔、やらなきゃいけないからやる。剣道着を着せられて、竹刀握らされて、たたけとか言われたりしてものすごく怖かったわ。
もう仕方ないからとにかくやってたら、不思議と強くなっていったのよね。全部が全部勝たなかったとしても、意外と勝ったりする瞬間もあるの。それっていわゆる成功体験でしょ?
そうして2年ぐらいたったとき、堂々と構えて、まあ負けても勝っても別にいいやっていう気持ちになれたの。嫌っていう気持ちは変わらないけど、怖いっていう気持ちはもうなかったのよ。
怖いと思う気持ちを捨てないと自分の人生は切り開けないわよ!
これはまだ少年院に入る前、ヮタクシが14歳で爆発したとき、いじめてきた人を怖がらせたいから髪の毛を金髪に染めたりタバコを吸ったりしはじめたの。
最初みんなが自分を見たときにどう思うんだろう、もしかしたらもっとキモいとか言われるかもしれない。そういう考えもあったんだ㌔、もういいやって思ったの。それでも大丈夫って思って“怖さ”を捨てたのよ。
その結果、今までいじめてきた人達はヮタクシを見て怖がってくれた。
バカみたいだ㌔、中学生のときだったから相手を怖がらせることが第一の目的だったのよ。怖がる気持ちを捨てたから成功することができた。
だから、人生において怖がる気持ちって一番いらないの。
怖いっていう気持ちを捨てた結果、いいことが起こることもいっぱい知ってる。剣道で勝てたとか、今までいじめてきた人達が怖がってくれたとか。
そういう経験を積むには、まず怖い気持ちを捨てること。人生がうまくいかない人って、何かしらに対して怖がっている人だと思うの。
人生に怖がっているうちは、絶対にうまくいくことはない。自分の人生は自分以外、誰も切り開いてくれないのよ。
他人は自分が思っている以上に、自分のことをどうでもいいって思ってる。だから他人は誰も自分を助けてくれない。
みんな「大丈夫?」って言葉はかけてくれる。けど本当にその人がどうなるかどうか、みんな他人ごとなの。自分のことじゃないし、自分がなるのは嫌だって思ってる。
だから私は他人に相談なんかしないわ。相談したところで、解決しなきゃいけないのは自分だから。
でもクリマンには、相談できるわ。ァンタ達のことが大スキだから……。
ァンタ達も自分の人生を自分で切り開いていく覚悟と、怖さを捨てるべきよ。
幸せになりたいとほざくァンタ達への記事をもっと読む
幸せになりたいとほざくァンタ達へ

幻冬舎plusにアレン様大先生がついにご降臨…!! 本連載では、現代社会で生きる誰もが気にしている「幸福論」について、ありがたいお言葉をつむいでいただきました。読めば幸せになること間違いなしのスペシャルなエッセイをご堪能あれ。
- バックナンバー