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幸せになりたいとほざくァンタ達へ

2025.04.11 公開 ポスト

グチは1日600回くらい言ってるけどマッコトハッピーにぶちまけてるから引きずらないわアレン

大反響のアレン様の幸福論エッセイ。第4回目のテーマは「グチ」。グチ=良くないものというイメージを抱いてる人も多いと思いますが、果たして本当にそうでしょうか? ウジウジしない、すっきりと楽しい気持ちになれるアレン様流「グチの言い方」、必読です!

*   *   *

面白い思い出になるか悲しい思い出になるか、すべては自分次第なのよ

ヮタクシもね、街中で二度見されることはあるの。“アレン様”を知らない人に「何あの人、男? 女?」っていう感じで言われるときがあるのよ。

この間も、超!ミニスカを穿いて渋谷を歩いてたの。若い男の子たちが前から歩いてきて、「あれ外国人?」って言われたのね。そのときは「どうも~」みたいに言ってたんだけど、すれ違いざまに、その男の子達が振り返ってヮタクシの後ろ姿を見たときに、「脚の筋肉やばっ、男じゃん!」って言われたの。ミニだから脚出してるし、ヒール履いてるから力が入って筋肉がボッコリ目立ちァゲるじゃない?

 

そのときに、ヮタクシは振り返って「男ですー!!」って言ったの。そしたら向こうが爆笑したのね。そういう風に、ヮタクシを見て何か言われようが言われまいが、面白く変えるかどうかっていうのは自分次第なの。その瞬間を面白い思い出で終わらせるのか、悪口を言われたと思って落ち込んで終わらせるのかって、やっぱり自分の捉え方次第なのよ。

「うわ、あいつ、脚の筋肉男じゃん」って言われて、傷つくか傷つかないかで言ったら、それはもちろん傷つくよね。傷つくんだけど、それ以上傷つきたくないから、笑いに転換させる。これは、ある意味自分の身を守るためでもあるの。

そういう自分を守る術は、やっぱり常に持っておいたほうがいいと思う。瞬時に切り返せたからこそ、その一件は面白い思い出になったのよね。そのときヮタクシと一緒にいた知り合いも「あんたって最高! ウケるー!!」みたいに言ってくれて。「でもあの男の子たち、かわいかったわね」で終わるの。

人生の一瞬を切り取っても、それが最悪になるのか、いい思い出になるのかって、そのときの自分の対応一つなのよね。仮にヮタクシがそのとき友達に、「えー……やっぱり脚の筋肉やばいかな?」って言ってたら、「いや、気にしなくていいよ」とか、話のテンポが暗くなって、もう全部が駄目になるでしょ。だからその一瞬、3秒がすべてを変えるのよ。

話すテンション次第で“ハッピーなグチ”に変わるの!

いまの話の続きで、たとえばこちらが不快に感じる言葉を投げかけてきた相手に対して、「あいつらまじで失礼じゃない?」「ありえないんだ㌔(怒)」みたいにグチっぽくなる場合もあると思うの。グチって一般的にネガティブなものだと捉えられがちなんだ㌔、ヮタクシの考えで言うとハッピーなグチもあるのね。
よく実践するんです㌔、仲のいい子とバーッとグチを言い合ってたとして、最終的に「だよねー、ほっとけばあいつなんて! ウザい! ぁの世ィキ! ねーっ♡」みたいな感じで話が終わって、振り返ってみたら結果超ハッピーみたいな。それで終わるのよ、本当に。だからみんなにも、ハッピーなグチがあることに気づいてほしいの。なんていうか、話すテンションによりけりなのよね。

「ねえこれってさ、○○で△△でキモくない?⤵︎」って低めなテンションで言い始めると、そのテンションに合わせなきゃって相手も思っちゃって、どんどん話のテンションが低く暗くなっていくの。でもヮタクシって、グチるときに低く静まり返るテンションになることがまずないのよね。

「あいつにこの前こう言われたんだけど、ブチ切れていいと思うー?⤴︎」って友達に言って、「え、それキモいから今電話してよ!!」みたいな。で、電話して一緒に気持ちよくブチ切れて、友達も色々言ってきたとしても、「でも全部言ったし、まあいっか~!」っていうすっきりした気持ちになるの。その高いテンションと、引きずらない気持ちを持ってるか持ってないかって大事なのよね。
だからグチは言っていいの。はきだめというか、同じ共通の話題があって、それを言い合える相手がいるんだったら言えばいいと思うの。

ハッピーにぶちまけることで、何をグチってたか思い出せないくらいすっきりするのよ

この間もカフェで打ち合わせをしてたときに、ヮタクシがデカい声を張り上げてグチを言ってたもんだから、隣に座っていたぉかしげな汚爺がすぐ出て行ったのよ。まわりの人もはねのけるという、いい結果を得たの。

もし小声でグチグチ言ってたら、一緒にいた人も小声になるし、隣のぉかしげな汚爺をはねのけることもできなかったかもしれない。コソコソ話していると、逆に周りの人は聞き耳を立ててくることもあるから、うっとうしいわね。
でもデカい声で「もうアレはクソねー!!」って元気に話していたら、会話していた相手も「それはちょっとおかしいですよね~!!!」って明るいテンションで返してくれて、結局「ねーっ!!!!(笑)」みたいな高いテンションで、楽しくグチを言い合えたのよ。

しんみりじゃなく、とにかく伝えたいことを声高らかにグチる! それが大事なの。
ハッピーなグチとアンハッピーなグチっていうのがあって、多くの人はアンハッピーなグチにいきやすいの。でもヮタクシはハッピーなグチになるのね。だからグチは1日600回ぐらい言ってるけど、マッコト幸せなことに、何のグチを言ってたかはもはや思い出せないの。ハッピーにぶちまけることで、その場ですっきりして終わっていくから……♡

 

―おまけー
(※取材を行った某喫茶店にて、通常は同じドリンクを複数杯頼むと半額になるのに、個室内だと割引されないことが判明。アレン様は「えー、おかしくない?!」と店員に突き上げました。)
もうここの会議室でうちらが飲むものはお水にしましょう。頭のおかしい会社だから、ここは。オープン席だったら半額で、なんで個室に入ったら高いのよ。おかしなシステムだけど、「無料のお水を大量消費する」っていう解決策を身につけたし、店員に直接言ったから引きずらない。いつまでも文句言いながら控えめに紅茶を飲むくらいだったら、無料のお水をガブガブ飲んだほうがいいわ。こういう考え方って大事じゃない?

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幸せになりたいとほざくァンタ達へ

幻冬舎plusにアレン様大先生がついにご降臨…!! 本連載では、現代社会で生きる誰もが気にしている「幸福論」について、ありがたいお言葉をつむいでいただきました。読めば幸せになること間違いなしのスペシャルなエッセイをご堪能あれ。

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。

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