数年前、友人の新聞記者と飲んでいるときのことだ。
「私ね、若い頃にダメ男に惚れて貢いで借金作って人生失敗してるじゃないですか。でも、たとえば私がこれからもっと稼いだら、ダメ男の2、3人養うぐらい、どうってことないと思うんですよね」
と、口にすると、
「……花房さん、そういうの、よくないですよ……」と、呆れられ、「この女、懲りてないのか」という視線を浴びた。
私自身も、今まで散々ダメ男と関わってひどい目にあい、人にも迷惑かけたはずなのに、そんなことを考えている自分に呆れた。
常日頃から考えているけれど、私がもし結婚をしていなかったら、今でもどこかのダメ男に熱を上げて、印税をつぎ込んでいる気がしてならない。
理解できない人は多い
私のダメ男遍歴エピソードはあちこちに書いているので、それを読んで「私もです!」と、賛同して自らのダメ男好き話を披露してくれる女性も少なくないけれど、「理解できない」「信じられない」と、自分と違う生き物を見るかのような視線を投げかける女性もたくさんいる。
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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン
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セックスは?恋愛は?仕事は? 女たちの赤裸々カウントダウンをご紹介。
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