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2021年上半期の運勢

2020.12.09 公開 ポスト

2021年上半期 いて座の運勢真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊 『2021年上半期 12星座別あなたの運勢』より、12星座別・ご縁の傾向と対策をお伝えいたします。

 

<全体運>

好奇心のサイクルを回し続ける

2021年上半期、いて座の運勢のテーマは「好奇心のサイクルを回し続ける」です。学ぶこと、話すこと、行動すること。この3つはばらばらのようで、相互に影響し合っています。学べば話したくなる、話したら行動したくなる。行動したらまた新しいことを見つけ、学びたくなる。話したいから学ぶ、学びたいから行動する、行動したいから話す……というサイクルもアリでしょう。まるでメリーゴーラウンドのようにくるくる巡っては、移り変わるきらきらとした知の景色を楽しむ、そんな一年です。

もとより、いて座の人はいつも好奇心のアンテナをめいっぱい張り巡らせていて、これはと思ったものがあればまっしぐらに飛び込んでいくタイプの人。なんでも触って見て確かめて、あちこち動き回って、じっとしていることがありません。ただわかればOKというわけではないのです。ひとたび興味を持てば、AからB、BといえばC、ちょっと飛んでXなんて感じでどんどん連想を広げて知の世界を広げていきます。あなたのことをよく知らない人は「面白い人だけど脈絡がないな……」と思い、よく知る人は「また始まった!」とびっくり箱のような思考回路を、やや呆れつつ楽しんでくれるでしょうか。いずれにせよ、あなたのなかではすべての話が、シナプスのように、関連し刺激を与え合いながらつながっているのです。

そんなあなたですから、いつも「!」にあふれているわけですが、2021年は特別です。おそらくですが、ちょっとだけ、怖くなるのです。急に「自分ってメチャクチャつまらない人間だな……」と思ってしまったり、「話したいけど全然知識が足りないし……あの人にバカだと思われるのは怖いな」といった気持ちが強くなったりするのです。しゃべることが苦痛になったり、クソリプが来るのが不安でSNSでの発信ができなくなったりすることも。せっかくの好奇心を卑小なものと見積もったり、いやな経験をするくらいならと押し込めてだんまりを決め込んだりする結果、出かけたり人と会ったりするのが苦痛になったりもするのかもしれません。おしゃべりはしたいし、楽しいんです、でも怖いという感情はどうしようもありません。

ただ、そうした態度はこの時期、決してマイナスではないのかもしれません。というのも、2020年12月22日、木星と土星が同じ場所で出合うという20年に一度のイベント「グレート・コンジャンクション」が起こり、新たに「風の時代」が幕を開けるからです。今回の「グレート・コンジャンクション」は20年に一度のタイミングであると同時に、200年に一度の特別な節目も重なっています。200年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」へとシフトします。具体的には「金銭や所有、権威」といったものの価値が薄れ、「知性とコミュニケーション、個性」が重視される時代に移行します。つまり、きちんと知識をたくわえ、役立てる方法を追求してやまない人は、まさに「時代の波に乗っている人」なのです。

そして、怖いということは、知のポジティブな一面だけでなく、ネガティブな一面もちゃんとわかっているということ。うわべだけの知識など役に立たないということも、身にしみて理解しているということです。そうした人は決して、知性で人を傷つけようとしたり、浅薄な知識でその場しのぎの行動をしたりすることもないでしょう。知識がないことを、恐れないこと。知らないことをただ恥ずかしいことと思って終わるのではなく「これから吸収できることが、たくさんある」と考えること。それこそが自身を成長のサイクルに乗せることができる道のひとつに、なりうるのだろうと思います。

勉強をしたいと思う人にとっては、今年はまたとない追い風が吹きます。教科書を開いて「うーん」と脳に汗をかくタイプの勉強もあれば、現場で、出かけた先で学べることもあるのでしょう。あらゆる場所に学びがあり、そこから好奇心のサイクルが回っていくきっかけも得られます。ぜひ楽しんでいかれてはどうだろうかと、思います。

頑張ったあとの、原点回帰。

2017年末あたりから、あなたは「お金」について、ガッツリ向き合う3年間となっていました。この間、なんとか収入を上げようと頑張ってきた人はとても多いでしょう。いて座はなかなかのどんぶり勘定センスの持ち主なのですが、お金の管理にトライした人もいそうです。その一方で、「お金で評価されないと意味がない」「会社の宴会に出るなら時給くれ」といったような、お金で物事を判断するようなことも、いつもより少し頻繁だったのではないでしょうか。人によっては、お金を使うことに罪悪感を覚えたり、常に節約が頭を離れなかったりといった節制の気持ちも強くなる時期です。

こうした気持ちの裏側にあるのは、いくら稼いでも失ったらおしまいという、不確定な未来への不安。特に2020年などは金運そのものは良い時期にあたっていましたが、そんななかでもこうした不安が3年ほど、常に根底からあなたを脅かしていたのだろうと思います。

ただ、そうした時期は2020年末で終わりを迎えました。今のあなたには、お金を稼ぐ、管理する、収入を維持するといった現実的かつしなやかな能力が、確かにそなわっているのでしょう。それが前述の好奇心と結びついて、素晴らしい財産を作り上げていくことは想像に難くありません。不安も決して悪くはないのです。不安なときほど、慎重さが身についたりもします。

おそらくですが、5月半ばから7月いっぱいにかけて、バランスの良い金銭感覚と、あなたらしい好奇心というふたつの要素をお土産に、あなたは「原点回帰」とも言うべき時間に入ります。ここまでの歩みは決して間違いではなかったし、もしも間違いであれば正していけるのだという確信が、その頃のあなたにはそなわっているのだろうと思います。

*   *   *

電子書籍『2021年上半期 あなたの運勢』では、ここまでにご紹介した今年の運の“活かし方”をくわしく解説しています。また、2020年12月22日に起こる、200年に一度の「時代の変節点」を踏まえた世の中の見通し、星回り的に注意したい時期についても言及しました。占いは読むだけでなく、使ってこそ意味があるもの。2021年という特別な1年を展望する際、ぜひお役立ていただければと思います。

<恋愛運>

2020年の春から夏、それから下半期の間ずっと続いていた「恋の季節」が、1月7日に終わりを迎えます。といっても「ハイ終了」となるわけではありません。おそらくご想像はつくと思うのですが、人間関係というのは連続性がありますから、星が移動したからといってパッと切り替わったりはしないわけです。まあ「ハイ、今月はさっぱり月間です!恋愛要素ゼロでお願いします!」とかになっても、それはそれで面白いんですけれども、ちょっとせわしないような気がします。

私たちの毎日は昨日から今日、今日から明日へと地続きでつながっていきます。この上半期は、2020年下半期に培った愛を日常生活のなかで調整し、春から初夏にかけてパートナーシップをより確かなものにする、という流れをたどることになるでしょう。このあたりはパートナーの有無、好きな人がいるかいないかで変わってきますので、後ほど(Webの無料版をご覧の方には申し訳ありませんが、電子書籍版での内容になります。ここでもできるだけ書いてはおきましたので、お許しください)書かせていただきます。

おそらくですが、今は恋を探している途中という人も、パートナーがいるという人も、悩みを抱えている人も、2021年はたくさんお話をすることが何よりも大事なのだろうと思います。「私なんかが話していいのかな」とか「こんな話をして軽蔑されないだろうか」といったことは思わなくて大丈夫ですし、仮に付き合っていてこうした思いがあるならば、今以上の進展を望むよりもまずは「話せる」ところまで持っていくことを頑張ったほうがいいのです。

私は「なんでも話せる関係」というのは、決して「善」ばかりではないと考えています。敢えて言わないこと、敢えて聞かないことがあってもいい。何を言わないかは、思いやりです。あれもこれもさらけ出して相手を気詰まりにさせたり、逆にあれこれ問い詰めたりするのは、かえってヒビが入りかねないと思うのです。大事なのは「この人には大切なことを話してもいいのだ」と無条件に思っていられる、その安心感なのではないでしょうか。できれば相手もそういった気持ちでいられるように、関係を育てていくのです。

だから、「好きすぎて話せない」にせよ「嫌われるのが怖くて話せない」にせよ、解決する方法は「自分が変わること」「相手が変わること」だけではないはずです。信頼関係を作っていくことが先で、それさえできれば自然と変わっていくはずです。まずはたくさんお話をして、「この人には大切なことを話してもいいのだ」と思い合える関係を目指してみてはどうだろうかと思います。それは決して「話し合い」という実質の戦闘態勢でもなく、お追従でもなく、「褒めて育てる」といった恋愛テクの話でもなく、日常のなんでもない愛と気遣いの言葉がふかふかに積み重なった、やわらかいやわらかい場所なのだろうと思います。縁起でもないことを言って恐縮ですが、仮に何かふたりのあいだに問題事が起きても、お話が成立するのであれば、十分修復は可能です。むしろ、2023年くらいまでの間なら、起きたことを乗り越えるのはシビアでもそのぶん切れにくい絆にすることができます。まずいのは、お話もできないとき。待ってみてもダメならば、そのときは別々の道を考えるというのも、ひとつの選択肢かなと思います。

今は恋を探している途中の人も、ぜひ会話を大切に。メッセンジャーやビデオ通話なども、賢く使っていけるといいですね。

上半期で特に恋愛運に恵まれるのは、1月9日まで、なかでも7日までは特にチャンスを作りやすいはずです。ほか、3月4日から4月23日、5月9日から6月2日あたりも嬉しいことが期待しやすいでしょう。

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電子書籍『2021年上半期 あなたの運勢』では、パートナーがいる人、今はパートナーを探している途中という人、また障害のある恋で悩んでいる人向けにそれぞれ、半年間の展望とアドバイスを書きました。月ごとのくわしい恋愛運の解説に「ネガティブな状況の乗り切り方」もありますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

<仕事運>

ビジネスにおいては、「勉強とコミュニケーション」が2021年の2大テーマです。もし、専門知識や語学など、具体的に勉強の必要性を感じているジャンルがあるならば、すぐにでも取り掛かってみるといいでしょう。おそらくこのふたつのテーマは、2021年が最も力を入れるべきタイミングですが、2023年頃までコツコツ精進を続けていくことになります。「勉強は嫌いなので、やらずになんとか逃げ切る」というにはちょっと長すぎますし、早ければ早いほど、活かせる場面は増えます。のんびりしているのももったいないですから、遅くとも5月までには取り掛かるようにするといいでしょう。手応えはすぐに得ることができるはずですから、きっと楽しいだろうと思います。

もうひとつのコミュニケーションについては、営業など交渉の巧拙が問われるお仕事でなくとも、今やどの職種についても必要なスキルです。リモートワークに移行した方などは特に、「伝える力」「汲み取る力」を磨くようにするといいでしょう。ただ面白い話ができる状態を目指すだけでは、おそらくつまらない上に大していい結果にもつなげられないでしょう。説明能力、質問力、説得力など細分化して基礎を学ぶほか、最大のカギは「相手に関心を持つこと」であろうと思います。「こう言っているけれど、ホンネは何か」「自分にどう動いて欲しいと思っているのか」「密かに恐れていることは何か」といったあたりを洞察しつつ、質問や説明に落とし込んでいく。そういった流れにもっていくと、2021年上半期の運をうまく使えるだろうと思います。

5月後半から7月いっぱいは、チームワークを意識するときです。強く励ましたり叱ったりするよりもまず、オフィスをきれいにすること、引き出しの中からデスクの下まで、不用品は処分して居心地よくすること。そのあたりを心がけておかれると、仕事運も上がってくるでしょう。もちろん普段からなさっているとは思いますが、この初夏から夏にかけては、特にそういった傾向が強いのです。

2021年は星座を問わず、誰もが既存のシステムや枠組みに依存しない、マインドチェンジを問われます。お金や土地、所有といったものにとらわれた「土の時代」はすでに終わりました。ここからは、知性やコミュニケーションでフラットにつながっていく「風の時代」です。「大手企業に所属していれば安心」「有名大学出身だから有利」といった価値観は淘汰されつつありますが、2021年には完全に消えてなくなるのでしょう。それよりも、知性とコミュニケーションにより、サスティナブルで平等な社会を築いていくことにスポットライトが当たります。場所や時間といった制約から解放されるような仕組みづくりにも、より力が入るでしょう。そうした意味で、知性やコミュニケーションにスポットライトが当たっているいて座は有利なはずです。いい波が来ていると思って、積極的にアクションを起こしていきましょう。

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電子書籍『2021年上半期 あなたの運勢』では、上記の運に加え、転職・起業を目指す方へのアドバイス、ほか半年間の展望を書きました。月ごとのくわしい仕事運の解説に「ネガティブな状況の乗り切り方」もありますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

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関連書籍

真木あかり『2021年上半期 12星座別あなたの運勢』

2020年年末、物質や金銭中心の「地の時代」から、知性やネットワーク、個人の力に重きが置かれる「風の時代」へと移り変わりました。 そして2021年、運命の風はさらに強く強く、私たちを後押ししてくれるでしょう。恋愛や結婚制度、家族のかたちも、変わってきます。 これまでの「あたりまえ」とは違う幸せの形を、誰もが模索していくでしょう。 自分オリジナルの幸せをつかむためのヒントとは? ウェブや女性誌で大注目の占い師、真木あかり先生による、2021年上半期の星占いです。 本作品では、真木あかり先生が12星座別にあなたの運命の流れを徹底解説。 さらに電子書籍版限定コンテンツが盛りだくさん!!

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