マスクの世界の皆さんこんにちはこんばんはおはようございます。
マスクの世界に住み始めて早十か月になりましょうか。確か二月の終わりか三月の頭頃からこんな生活をしているように記憶しています。
まるでSF小説の世界だね、そう言い合いながらも、もう随分とマスクの世界が体に馴染んでしまいました。
週に一度の食材の買い物すら緊張しながら、なるべく他者に遭遇しないよう生活していた日々は終わり、今では飲食店で談笑する人々の姿も目にするようになりました。かく言うわたしも、ときどきは外で食事をしたりもするようになりましたし、打ち合わせだの映画鑑賞だので電車に乗って違う街へ行くことも増えてきました。
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愛の病
恋愛小説の名手は、「日常」からどんな「物語」を見出すのか。まるで、一遍の小説を読んでいるかのような読後感を味わえる名エッセイです。