「パーを取ったときのゴルフ」を続ける難しさ
この言葉は、1927年、球聖ボビー・ジョーンズが25歳のときに出版された『ダウン・ザ・フェアウェイ』に出てくるものだ。このころ彼はメジャー大会で勝ち始めて、すでにいくつかのメジャータイトルを手中にしていたが、あの有名な年間グランドスラムを成し遂げるまだ3年ほど前だ。
ゴルファーは誰しもが壁に突き当たり、それをなかなか越えられずに悶々とする時期を経験するものだ。それぞれレベルは違うが、100の壁、90の壁、80の壁、パープレーの壁というような壁である。
ゴルフ仙人と呼ばれた名ティーチングプロ、ハーヴィー・ペニックは、この壁を越えるには、100の壁はドライバーショット、90の壁はアイアンショット、80の壁はアプローチショットがキーポイントとなり、これらのミスが減って安定すれば、壁は越えることができると言っている。
しかし、70台を出せるようになったゴルファーが、どうすればパープレーできるようになるか、あるいはアンダー・パーを出せるようになるかというところまでは述べられていない。
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