恋は揚げ物、結婚は煮物。長く愛する秘訣は、身を焦がさなぬよう弱火でじっくり煮込むことDJあおい

月間600万PVの大人気ブロガーDJあおいさんが、幸せな未来を求めて何ごとも頑張り過ぎてしまうアラサー、アラフォー女性の悩みを、クイズ形式で解決していくエッセイ『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』が先日発売となりました。

問題を解いていくうちに、婚活中の方は結婚に向けて準備が整うように、結婚している方はより良い夫婦関係が築けるようになっていく1冊となっています。

穴埋め、謎かけ、あいうえお作文…結婚偏差値を上げる問題を、本書より一部抜粋してお届けいたします。あなたの結婚偏差値はいくつですか？

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「仲の良い夫婦」と掛けまして、「美味しい肉じゃがを作る秘訣」と解きます。さて、その心は？

正解はどちらも「よくにる（似る／煮る）」でした！「長年付き合っていると顔まで似てくる」というのですが、これって本当なんですよね。

正確に言えば〝顔〟ではなく〝顔つき〟が似てくるわけですが、これはその関係が良好であることを証明するものなんですよ。

好きな人の好きなところというのは自分にはない尊敬できるところで、その尊敬できるところから影響を受けて、自分を変化させていく心理が働くんですね。

お互いがお互いに敬意を抱き合うことによって、お互いがお互いに影響を与え合い、お互いがお互いに近付くように変化していくということです。

内面的にシンクロしていくことによって、外見（顔つき）まで似てくるということですね。「似てる」ということはお互いがお互いをリスペクトしている証。だから仲の良い夫婦ほど「同じ工場で生産されたんじゃないの？」と思うほど顔（顔つき）が似ていたりするんですよ。

逆に不仲な夫婦というのはお互いが故意に似ないように反発し合っている印象を受けます。相手が「白」と言えば自分は「黒」と言ってしまう関係なので、たとえ自分も「白」と思っていても「相手と同じはイヤ！」というだけで反射的に「黒」と言ってしまうんですね。相手に対して敬意がないと、類似性を拒否して相手とは全く別の存在になろうとする心理が働きますので、長く付き合っていても似ることはなく、むしろ別々の顔つきになってしまうんです。

好きなだけで敬意がないといずれその関係は冷めてしまい、水と油のように反発するだけの関係になってしまうってことです。恋は揚げ物、結婚は煮物。身を焦がす高温の油で揚げた恋は、揚げたては旨いが冷めると不味い。

長く愛する秘訣は身を焦がさないように弱火でコトコトじっくり煮込むこと。一生を添い遂げるのなら一生を掛けて煮ていく（似ていく）ことが結婚の心得ですかね（上手い！）。