月間600万PVの大人気ブロガーDJあおいさんが、幸せな未来を求めて何ごとも頑張り過ぎてしまうアラサー、アラフォー女性の悩みを、クイズ形式で解決していくエッセイ『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』が先日発売となりました。
問題を解いていくうちに、婚活中の方は結婚に向けて準備が整うように、結婚している方はより良い夫婦関係が築けるようになっていく1冊となっています。
穴埋め、謎かけ、あいうえお作文…結婚偏差値を上げる問題を、本書より一部抜粋してお届けいたします。あなたの結婚偏差値はいくつですか?
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◯に当てはまる言葉を入れて、文章を完成させてください。
「男が最も嫌う女の性質は、◯◯がしつこいことである」
正解は「怒り」でした!女性は男性よりも記憶力がよいといわれ、中でも悪い出来事をよく覚えている傾向があるといわれています。
なぜならば、男性よりも女性の方が感受性の強い生き物で傷付きやすくできているから。同じ過ちを犯して同じ傷を負わないように、過去の悪い記憶を戒めとして残しておく危機管理能力が備わっているのだとか……。
だから女性は、過去の悪い記憶にあるシチュエーションと似たような展開になると、「女の勘」という悪い予感しか当たらない特殊能力を発動させたりするわけです。女性は傷付きやすいがゆえに警戒心が強く、常に過去と今を照らし合わせて危機管理のアンテナを立てているようです。危機管理能力に長けているのは決して悪いことではないのですが、その感度が高すぎると悪い方に作用してしまうのもよくあること。そのひとつが「怒りがしつこい」ということです。
些細なことがひとつあっただけで、過去のことまで芋づる式に引っ張り出して怒りを増幅させてしまうのが、女性特有のヒステリー。過去に謝って解決したはずの出来事まで引っ張り出されて、また同じことで謝らなければならないわけですから、これには普段温厚な男性もさすがに閉口してしまいます。一見関連性のない過去の出来事にも小さな繫がりを見つけ出し次々と過去の過ちをサルベージしてしまうという、危機管理の感度が高すぎるゆえの弊害ですね。
しかし「怒り」というのは「感情の蓋」といわれているものでして、アウトプットしたい感情は別にあるものなんです。つまり怒りという感情で本当に出したい感情に蓋をしているということ。その感情が大きければ大きいほど、その感情に蓋をする怒りという感情も大きくなるんです。過去の過ちまでサルベージして怒りを増幅させる女性のほとんどは、怒りの感情の下に「もっと愛されたい」という感情を隠し持っていることが多いのです。
怒りたいわけではなく愛されたい、その自分の感情に気付けるか否かが大事。しつこく怒るよりも素直に甘えた方が、女は愛されると私は思いますけどね。