月間600万PVの大人気ブロガーDJあおいさんが、幸せな未来を求めて何ごとも頑張り過ぎてしまうアラサー、アラフォー女性の悩みを、クイズ形式で解決していくエッセイ『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』が先日発売となりました。
問題を解いていくうちに、婚活中の方は結婚に向けて準備が整うように、結婚している方はより良い夫婦関係が築けるようになっていく1冊となっています。
穴埋め、謎かけ、あいうえお作文…結婚偏差値を上げる問題を、本書より一部抜粋してお届けいたします。あなたの結婚偏差値はいくつですか?
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◯に当てはまる言葉を入れて、正しい文章にしてください。
「◯◯のいい女は、恋愛や結婚には向かない」
正解は「察し」でした。男性が求める女性像に「気が利く女性」というのがありますよね。何も言わずともサラダを取り分けてくれる女性であったり、何も言わずともグラスが空いたらビールを注いでくれる女性であったり、何も言わずとも空いたお皿を片付けて常にテーブルを綺麗に保ってくれる女性。何も言わずとも察してくれて、痒いところにそっと手を差し伸べてくれる女性が古来より人気があったりするんです。
だから女性は我先にとイケメンにサラダを取り分けたり、すぐさまイケメンにお酌ができるように熾烈なポジション争いをしたり、イケメンがグラスを持つ瞬間にテーブルに付いた水滴を拭けるようにクラウチングスタートでスタンバイしていたりするわけです。合コンでイケメンをお持ち帰りするだけの一夜限りのお戯れならそれでもいいのですが、これが恋愛や結婚になるとめんどくさいことになってしまうんです。
気が利く女性、つまり察しのいい女性。これを恋愛や結婚で求められると、男性は言葉に責任を持たなくなります。言葉で伝えるべきことを態度や空気という曖昧なものに込めて、女性が察してくれるのをひたすら待つというスタイル。それでも伝わらなければ足音にメッセージを込めたり、ドアを閉める音にメッセージを込めたり、次第に攻撃性の高い伝え方に変わってしまうわけです。
気が利く女性ならなぜその人がプンスカしているのか、すぐにわかるのでしょうけども、察して先回りしてあげてしまうと、男性はなんの責任も負わずにその件は終わってしまうんです。そんなことを許しているからあいつらは「察してほしい」という甘えを繰り返すのですよ。言葉には責任が宿るもの、口にした以上はその発言に責任を持たなければならない。その責任感という理性で感情はコントロールされるものであり、言葉にして伝えることができないから、自分の感情さえもコントロールできなくなってしまうんですよ。だから察することができたとしても、その人がちゃんと言葉で伝えるまで決してわかってあげないこと。言葉にしなければ何も伝わらないということを徹底的に叩き込むためにも、恋愛や結婚においては「察しのいい気が利く女」はやめなければならないということです。