月間600万PVの大人気ブロガーDJあおいさんが、幸せな未来を求めて何ごとも頑張り過ぎてしまうアラサー、アラフォー女性の悩みを、クイズ形式で解決していくエッセイ『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』が先日発売となりました。
問題を解いていくうちに、婚活中の方は結婚に向けて準備が整うように、結婚している方はより良い夫婦関係が築けるようになっていく1冊となっています。
穴埋め、謎かけ、あいうえお作文…結婚偏差値を上げる問題を、本書より一部抜粋してお届けいたします。あなたの結婚偏差値はいくつですか?
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◯に当てはまる文字を入れて、正しい文章にしてください。
「結婚するのなら、好きな人より、ゆ◯◯る人」
正解は「ゆるせる」人でした。男性の場合、友達が結婚をしたとして、まずは友達にこう聞きます。「奥さん、幾つの人?」。女性の場合、友達が結婚をしたとして、まずは友達にこう聞きます。「旦那さん、何してる人?」
男性は女性の年齢が気になる人が多いようで、女性は男性の仕事が気になる人が多いようで、異性のどこに価値を感じているのか、男女で違いがあって面白いですよね。
また幼稚園児の悪口も性差があって面白いです。男児が女児の悪口を言うときは決まって「ブス」と言いますが、女児が男児の悪口を言うときは決まって「バカ」と言うんです。これは幼い頃から男は女の価値を容姿だと思っていて、女は男の価値を頭の良し悪しだと思っている証で、総括すると男は若くて綺麗な女が好きだということで、女は頭が良くて大企業に勤めているような男が好きということになりますね。
でもこれって生殖本能の話で、人間の持つ欲求の傾向でしかないんですよ。男は健康な子孫を残すために若くて綺麗な女を好み、女は優秀な子孫を残すために頭がいい仕事のできる男を好むというだけの話。
いわばこれは単に「抱きたい人、抱かれたい人」の傾向であって、理性が絡む恋愛とはまた別のお話なんですよね。だから理性がポンコツな男性は、中身問わず若くて綺麗な女性を求め続けていつまでも彷徨っていますし、理性がポンコツな女性は、中身問わず高学歴高収入の男性を求めていつまでも彷徨っているものなんですよ。
欲求って際限がありませんからね、いい人を見つけたとしても「もっといい人がいるかもしれない」と、また終わりなき欲求の旅に出かけてしまうというわけです。
感情は自分のために働くものですが、理性は人のために働くものです。
つまり「愛する」とは理性でするものであって、理性が働かなければ人は愛せないんですよ。どれだけ好きなのかではなく、どれだけゆるせるのか、それを決めるのが理性の器の大きさであり、その器の大きさが愛情の大きさになるということです。
結婚をするのなら好きな人よりゆるせる人にしてください。