渡米して大リーグ入りを目指していた菅野智之投手(31歳)だが、巨人に残留が決まった。ポスティングシステムによる移籍を交渉していた複数球団と契約条件で合意できず、巨人のエースは日本に舞い戻ることになったのだ。
私は以前から、日本球界の「財産」が、高額な契約金や日本の球団に入る譲渡金でアメリカに流出するポスティング制度に反対してきた。今回も、菅野は日本のために巨人に残るべきだと考えていた。
アメリカの報道によると、当初パドレス、ブルージェイズ、メッツ、ジャイアンツ、レッドソックスなど8球団が菅野獲得に乗り出していたという。ところが今年に入ってパドレスとメッツが撤退し、他の球団も「4年総額5600万ドル(約57億7000万円)以上」ともいわれる菅野の希望条件に応じなかった。
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