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幻冬舎ねこ文庫?発売記念特集

2021.02.04 公開 ポスト

第1回

猫が可愛いのには理由がある幻冬舎文庫

猫好きのみなさまお待ちかね! 石黒由紀子さんの『猫は、うれしかったことしか覚えていない』と、山田かおりさんの『猫には嫌なところがまったくない』が、文庫になりました!(やったー! にゃーにゃー!)発売を記念して、勝手に「幻冬舎ねこ文庫」特集をお送りします。
記念すべき第1回は、それぞれの本に登場する、愛猫さんたちをご紹介。猫好きさんもそうでない方も。猫がいかに、幸せで愛しい生き物なのか、いかにやわらかくてふわふわなのか、楽しんでいただけましたら幸いです。

梅干しの種、食べちゃいました

まずは「コウハイ」。

石黒さんちの猫です。雑種です。オスです。

「センパイ」もいますが、そちらは豆柴です。犬です。メスです。

ある日家に転がっていた梅干しの種を誤飲してしまいました。手術後またけろっと復活しましたが、

「誤飲した子はまた誤飲するから気をつけて」とお医者さん。なぜなら「猫はうれしかったことしか覚えてないから」。

その言葉は石黒さんの心の中にずっと住み続けることになり、そして本のタイトルとなりました。

 

本の中には、「コウハイ」だけでなく、いろんなお家のいろんな猫たちが登場します。(パリ帰りの月子さんとか、豚肉たべちゃったセナとか、恩返しするキジオとか他にもたくさんたくさん……。)

(『猫は、うれしかったことしか覚えていない』は絵本作家のミロコマチコさんのかわいい猫の絵とエピソードもふんだんに。)

仲良くないけど一緒の二匹

今度は山田さんちの猫です。

ボスの”CP(チャッピー)”と、子分の”のりやす”です。

二匹は大して仲良くないけれど、山田さんを朝起こす時だけ協力します。

山田さんは猫好きです。山田さんのお母さんも猫好きです。

お母さんの名言が「猫には嫌なところがまったくないわ」です。それがタイトルとなりました。

猫の数だけ個性があって、猫の数だけ物語がある。

寒い2月に、みなさんの心をほわほわ温めるねこ文庫特集、次回を乞うご期待!

関連書籍

石黒由紀子『猫は、うれしかったことしか覚えていない』

梅干しの種を飲み込んで、開腹手術を受けた猫のコウハイ。苦しかっただろうに、獣医師によると、「また、誤飲しますよ」。猫には楽しい記憶だけが残るので、種を転がしておもしろかったな、とは覚えているけど、苦しかったことは忘れてしまうそう。うれしかったことだけ積み上げて生きていく。そんな猫たちの、可愛くて笑えて、沁みるはなし。

山田かおり『猫には嫌なところがまったくない』

黒猫CPと、クリームパンみたいな手を持つのりやすは、仲良くないのにいつも一緒。傍から見たら下らないけど、とびきり幸福な毎日を過ごしていたある日、突然「私」は黒い親友と白くて丸い手を失った。猫が残していったのは、後悔の念と未開封のキャットフード。それでも日々は続いていくけれど――。これは、猫と暮らす全ての人に贈る、ふわふわの記録。

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