瀧羽麻子さんの『ありえないほどうるさいオルゴール店』は、単行本のときから話題になった、幸せな涙の流れる物語です。
このたび、文庫になりました。
なんとなく、不安なニュースも多い昨今は、やさしさやぬくもりが欲しくなります。
そんなときに、幸せな気持ちにしてくれる一冊です。
書店員さんも絶賛してくださっています!
見事です。鳥肌立ちました。
ささやかな幸せに満ちた、ありえないほど素晴らしい物語だ!!
――内田剛さん(ブックジャーナリスト)
最終話の結末で、主人公が妻の”ある言葉”を聞いた瞬間……。
心が震えました。
この小説に出てきた人たちみんながら幸せでありますように。
――飯田和之さん(書泉ブックタワー)
涙ががっつり流れました!
現実にこんな店があったらいいなあと思ってしまいます。
――三瓶ひとみさん(ジュンク堂書店)
あなたの「最高に好き!」な小説が、今日から一つ増えます。
ありえないほどうるさいオルゴール店
誰にでもあると思います。
ふとした拍子に聴こえてきた音楽で、突然、“ある瞬間”の“ある思い”が鮮やかに蘇ることが……。
この物語の舞台は、北の町にあるオルゴール店。
店の主人は、「お客さんの心に流れている曲が聴こえる」という不思議な能力を持っています。
店主は、お客さん自身も気づいていない「心の音楽」に耳を傾け、世界にひとつ、その人のためだけのオルゴールを作るのです。
後日、そのオルゴールを受け取りに行ったお客さんが、それを鳴らした瞬間――。
時に音楽は、言葉以上に、「想い」を伝えます。
「ごめんね」も、「ありがとう」も。
七編の物語が奏でる、幸せの音色とはーー。
『ツバキ文具店』『コーヒーが冷めないうちに』に続く、
2018年を幸せな感動に包む物語は、これです!