山崎怜奈のコラム～ザキPこと山崎怜奈が、徳川十五代将軍をアイドルに見立てみたら…!?山崎怜奈

乃木坂46イチの才女、山崎怜奈さんのはじめての本『歴史のじかん』。

専門家の先生方と山崎さんの座談形式で、全14個の歴史テーマを語り尽くした書籍です。

今作は、歴史のテーマをお題に、山崎さんの心のうちを綴ったコラムも、大変話題！　14個のテーマから3つのコラムを厳選し、試し読みをお届けいたします。

2つ目のテーマは、「徳川十五代総選挙×ザキP」です。

（徳川十五代について学んだ、先生方との授業パートはこちら）

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徳川十五代総選挙×ザキP

タイトルからして既にヤバい匂いしかしませんが、この企画をつくった私、山崎怜奈は本気です。

 

まず、この番組の特徴として、山崎は基本的に歴史上の人物をあたかも「知り合い」かのように話を進めます。そして、目がマジです。

一年にわたって全五十回お送りした『歴史のじかん』の中で、この回が最も「絶対に真面目に見ちゃいけない回」でしょう。ふざけるときは本気でふざける。これが私のモットーです。

 

今回の企画は、もともとは「江戸幕府」という題材しか決まっていませんでした。ただ、ストレートな一族紹介番組を作っても、既存の教育番組には敵いません。そこで、「徳川将軍家」×「アイドル」という掛け算をしてみました。

徳川幕府二百六十年の歳月を一切無視して、各将軍の人間性だけに的を絞る。それぞれの特徴を掘り下げ、最終的にアイドルグループに見立て、フォーメーションを組む。「歴史番組」としては、少々イビツに感じるでしょう。でも、堅くなりすぎずに、切り口としてちょっと入りやすい感じがしませんでしたか？

 

例えば、最も「アイドル適性」が高そうな家茂。死因が「虫歯」なのは、ストレスじゃなくて自己責任じゃない？　なんて声も聞こえてきそうですが……もはや虫歯すら愛おしいです。好きです。

 

さて、番組本編で各メンバー（将軍）の個性も見えてきたところで、ザキPによる「江戸坂15」の「取扱説明書」をお届けします。変わり者が多いので、マネージャーさんはぜひ参考にしてください。

……山崎怜奈は、一周回ってバカなのかもしれません。愛が故に。真剣に乃木坂46のことを考えてくださっているスタッフの皆様に、謝ったほうがいいと思います。ごめんなさい。そして、偉い人がまかり間違ってこのページを開かないことを、切に願います。

【江戸坂15メンバー取扱説明書】

▼ライブについて

・真夏の「東海道五十三次ツアー」を開催します。

・アジア進出では、朱印船貿易のルートを参考にしましょう。（※鎖国制度は要相談）

・会場の出入口には「目安箱」を設置しましょう。

・家綱が描いた鳥の書画Tシャツをグッズとして販売しましょう。

・聖地巡礼は皇居と日光東照宮になると予想します。

・公式マークは三ツ葉葵。

・演出の一部をメンバーに任せましょう。家康に「特効」を学ばせてください。

・バンドコーナーはライブの一幕として幅が広がります。（鼓が得意な七代家継など）

 

▼個人仕事について

・綱吉は勉強熱心なので、クイズ番組で活躍するかもしれません。

・家光は画伯の気質があります（かなり味がある絵を描きます）。『アメトーーク！』の「絵心ない芸人」に出演させたあと、彼の書画でLINEスタンプを作りましょう。売れます。

・イケボ家慶の『徳川ラジオ』は、文化放送さんと早急に話を進めてください。

・家定はお菓子づくりを好むので、クックパッドでアカウントを持たせてみましょう。

 

▼そのほか個別対応

・現場のケータリングには、以下二名分の食事をマストで用意してください。

一. 家康 …… 天ぷら／麦飯（※ツアー先の鞠子宿では、絶品のとろろ汁が手に入ります！）

二. 慶喜 …… 豚肉の何か（※吉宗が見たら贅沢しすぎだとお怒りになると思います。くれぐれも見つからないように配慮しましょう）

・とにかく顔がいい慶喜はルックス第一なので、美容代がかかります。経費で落としましょう。

・家茂は歯科検診を月一回受けさせてください。