「やり方を教わっていません」「自分らしく働きたいです」「課長、ご苦労さまでした」……。こんな素っ頓狂なワードを連発する若手社員に、頭を悩ませている人は多いでしょう。しかし、ここが腕の見せどころ。いかに彼らを指導し、戦力にしていくか、それも大切な仕事なのです。播摩早苗さん『えっ、ボクがやるんですか? 部下に教えたい、社会人のものの言い方100』は、そんなあなたの心強い味方になってくれる一冊。後輩、部下を持ったら必携の本書より、例をいくつかご紹介します。
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アルバイトに慣れている新入社員は、時給感覚で就労するため、出社時間がぎりぎりだったり、退社時間前に帰りの身支度をしたりします。
会社は就労時間が決まっています。しかし、その時間拘束されていることの対価として、給料が支払われているという意識でいてはつとまりません。
社会人として充実したアウトプットを目指しているのなら、始業時には、自分の脳を活性化し、仕度を整え、生産性の高い状態にしておくべきであると指導しましょう。
ただし、既存社員が実践できていないのであれば、新入社員に対して説得力をもちません。先輩社員たちもギリギリの出社であれば、それはその会社の悪しき風習として定着しているということでしょう。
最近の新入社員は、入社前にさまざまな情報に触れていて、知識や情報量については自信を持っている人が多いのです。
しかし、知識として知っていても、それは経験に基づいたものではないため、できるとは限りません。なのに「そのぐらい分かってるよ」というプライドが、彼らが謙虚になることを邪魔していると言えます。
知っていることで評価されたのは、学生時代までです。それを実践できなくては、会社員として認められないということを指導しましょう。
このケースでは「申し訳ありません。今後上座に座るようにお勧めいたします」と、できていないことを謙虚に詫びるように指導しなくてはなりません。
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えっ、ボクがやるんですか?部下に教えたい、社会人のものの言い方100
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