生き方
粗大ゴミのシールを買いに行った時、私はレジの男性に「粗大ゴミのシール売ってますか?」と声をかけた。すると男性は妙な猫撫で声で「この街の?」と聞き返してきて、その様子に感じの悪さはほとんどない。悪意はないとわかりながらも、突然のタメ口にはやっぱり驚く。さっきのお客さんには敬語だったじゃん。あと、なんでそんな対赤ちゃんみたいな声色なの? 嫌だなぁと思いながら「はい」と返すと、その男性は「なんぼ?」と聞いてきて、プッツンと来た。なんぼ? じゃねーよ親友かよ。親友から金借りるんじゃねんだわ。
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キリ番踏んだら私のターン
相手にとって都合よく「大人」にされたり「子供」にされたりする、平成生まれでビミョーなお年頃のリアルを描くエッセイ。「ゆとり世代扱いづらい」って思っている年上世代も、「おばさん何言ってんの?」って世代も、刮目して読んでくれ!
※「キリ番」とは「キリのいい番号」のこと。ホームページの訪問者数をカウントする数が「1000」や「2222」など、キリのいい数字になった人はなにかコメントをするなどリアクションをしなければならないことが多かった(ex.「キリ番踏み逃げ禁止」)。いにしえのインターネット儀式が2000年くらいにはあったのである。
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