
生き方
母が逝って三ヶ月。
独居となった82歳の父は東京郊外の一軒家を処分して、都内のぼくが暮らすマンションに別部屋を購入し、引っ越して来ることになった。
一軒家は、老人の1人暮らしには広すぎて、掃除やメインテナンスも大変だし、ぼくの住んでいる界隈は、父の通った大学や最初に就職した職場の近所なので、付近の土地勘があるということも手伝って、元来、フットワークの軽い父はほぼ即断で転居を決めた。
日々を丁寧に慈しみながら暮らすこと。食事がおいしくいただけること、友人と楽しく語らうこと、その貴重さ、ありがたさを見つめ直すために。
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