「今の世の中の常識のようなものの中で生きづらさを感じている人へ――」
銀色夏生さんが今の想いを込めた最新刊『私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない』より、メッセージをお届けします。
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自分の心が嬉しくなることが魂の仕事
私は、人が自分の好きなことをしていたり、好きなことの話をしているのを 聞くのが大好きです。人が自分の好きなことを話すのを聞いていると、力が湧いてきます。エネルギーをもらえるんです。
人はそれぞれ、その人の生まれ持った魂の仕事みたいなのがあるような気が します。それは職業ということではなくて、何かある一定の心理状態だったり、人の話を聞くとか、よく笑うとか、そういうようなことも含め、です。
魂の仕事を自分で知る方法は、やっぱり自分がやっていて嬉しくなるってこ とです。自分の心が。自分の心が嬉しくなるようなことが、その人の魂の仕事だろうと思います。
世界には人々に影響を与える見えないものがあります。
見えない力が。
そして、ある人が嬉しいと周りの人も嬉しくなりますよね。本当にただ無心に、心がウキウキするような嬉しい状態というのは、周りの人にも影響を与え ます。その気持ちに触れただけで心が解放される。心がほどける。そういうものがエネルギーとなって世の中を駆け巡っているような気がします。
私が、好きなことを話す人の話を聞いて力をもらうように、誰もが、さまざ まな方法で同じように他の人に意図せず力を与えている、影響を及ぼし合って いるのだと思います。
人を助ける方法のひとつとして、自分を磨く
自分の内面が磨かれるということは、自分と関係するすべての人にとってプラスになる、と私は思います。
自分を助けることは、人を助けることにもなるんです。自分が切磋琢磨すると、自分が成長し、楽になる。それは同時に周りの人をも助けているのです。 だ
ってそうでしょう? 目の前の人が嫌な人よりいい人のほうが気持ちがいいでしょう?
なので、人を助ける方法のひとつとして、自分を磨くという方法もあるのです。まわりまわって目的を達する。そういう道もこの世には存在します。