SNSの「いいね！」には違法薬物と同じくらい中毒性がありますエリカ・アンギャル

コロナ感染症に対して、ワクチン接種が始まりましたが、その効果は未知数です。エリカ・アンギャルさんが新刊『最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン』でお伝えするのは、私たちの身体が持つ天然の最強ワクチン「免疫システム」をより強化する方法。免疫はどんなに医学が進んでも、生活の中で自分で鍛えるしかありません。ストレスをためないことも免疫のために大事です。一部を抜粋してお届けします。

脳のためにSNSから一定時間離れて

新型コロナウイルスの感染予防で外出を控え、SNSを眺める時間が増えた人も多いと思います。そこで今こそ意識的に脳を休ませる時間を作り、心身共に充電するためのドーパミン断食が必要です。ドーパミンとはやる気を高める神経伝達物質で私たちの活動に欠かせませんが、量が多すぎると脳が興奮し、大きなストレスになります。

ドーパミン断食は、SNSから一定時間離れて脳をリセットすることでストレスを減らす方法。シリコンバレーのビジネスマンの間で流行したことから、注目を集めています。

SNSは素晴らしいコミュニケーションツールですが、非常に強い中毒性があります。ハーバード大学など多くの研究では、SNSを見ている時と違法薬物を摂取している時、ギャンブルをしている時、砂糖を摂取している時を比較すると、すべて脳の同じ場所が反応を示すことが明らかになっています。

やりがいのある何かを成し遂げたり、中毒性のある物質を摂取したりすると、脳のドーパミンレベルが上昇しますが、SNSで「いいね」「シェア」「コメント」「リツイート」などの通知を受け取った時も同様に、脳はドーパミンの分泌ラッシュ状態となり止められなくなります。しかし、SNSを止められないのにはもうひとつ理由があります。

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