「泣いた!」「大好きな小説に出会えた!」など、幸せな感動を呼んだ『ありえないほどうるさいオルゴール店』。
北の果ての町から、南の小さな島にやってきて、リニューアルオープン! オーダーメイドのオルゴール店を舞台に、風変わりな店主と、それぞれの思いを抱えたお客さんが交流する物語が、再び動き出しました。
7月7日に発売になった新刊、タイトルは『もどかしいほど静かなオルゴール店』です。
発売前に、書店員さんに読んでいただいたところ、大絶賛!「涙が止まらない」「感動した」声がたくさん届いておりますのでご紹介します。
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5話までは近所のカフェで読みすすめましたが、6話・7話は家で読んで正解。
涙がとまりませんでした。
『ありえないほどうるさいオルゴール店』と物語の舞台は違うけれど、
ちゃんとつながっているところが一番好きです。
もっと瀧羽麻子さんの作品を知ってほしい!
幅広い年齢層の方に読んでほしい!
微力ではありますが、応援させていただきます。
――ジュンク堂書店 奈良店 伊藤奈美さん
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前作を読んでいなくても、本書だけで面白く
最後に涙が流れてしまう素敵な物語だと思いました。
実家に帰ったらオルゴールを探したいと思っています。
――銀座蔦屋書店 佐藤歩さん
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人の気持ちを思いはかって、自分の気持ちをみないふりをして、ふたをしてしまったり、
現実の悲しみを受けとめたくない、逃げたいと思ったり、
素直になれず、恥ずかしがって自分の心を見せられなかったり、
――そんなふうに抱える葛藤や、混ぜこぜの止まってしまった感情が、音楽とともに一気に見えてくる。
決して解決しているわけではない。でもかすかな新しい道が見えている。
それが心を止めてしまっている人にとって、明るい道であってほしいと願わずにはいられない。
自分の中に流れている音楽はあるのだろうか?
ちょっとはずかしくてなつかしい音楽。何か流れていてほしい。
何も音楽が聞こえない、からっぽ。
からっぽなのもその生きてきた人生なんだ。
もどかしいほど静かという響きに心が激しく揺れた。
――ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん
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素晴らしい! なんと心が満たされる物語なのだろう……
耳を澄ませば聴こえてくるのは、記憶に刻まれた音たちと大切な人の声。
「静か」だからこそ、しっかりと伝わる雄弁な感動……
身体の隅々まで清らかなメロディーが響きわたる唯一無二の一冊だ!
――ブックジャーナリスト 内田剛さん
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もどかしいほど静かなオルゴール店
「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。その”小さな箱”に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶……。
北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました!今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。
―ー島を出て行った初恋の人を想い続ける郵便屋さん、音楽を捨てて都会からやってきた元ミュージシャン、島の神様の声が聞こえるババ様……彼らの心にはどんな音楽が?
自分で気づいていない「本当の気持ち」も、他人に知られたくない「密かな想い」も、音楽となって、あなたの心に流れているのです。