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往復書簡 限界から始まる

2021.06.19 公開 ポスト

上野千鶴子と鈴木涼美による手加減なしの言葉の応酬。『往復書簡 限界から始まる』7月7日発売!幻冬舎編集部

『小説幻冬』で2020年7月号から2021年6月号まで連載された上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの「往復書簡 限界から始まる」が、単行本『往復書簡 限界から始まる』として、7月7日に発売されることになりました。

連載が始まるやいなや、二人のあいだに漂う緊張感と本質をつく言葉の応酬に多くの注目が集まりました。

カバー折り返しには上野さんの1通目の手紙冒頭

テーマは、「エロス資本」「母と娘」「恋愛とセックス」「結婚」「承認欲求」「能力」「仕事」「自立」「連帯」「フェミニズム」「自由」「男」。

なかに、「巨人の肩の上に乗る」という表現が出てきます。後から来る人は、先に歩いた人の「肩の上に乗る」特権があり、それを使わない手はない、というメッセージです。本書を読むことは、まさにお二人の肩を借りて、視界を広げるような体験だと思います。

7月7日の発売をどうぞ楽しみにお待ちください。

関連書籍

上野千鶴子/鈴木涼美/伊藤比呂美『限界から始まる、人生の紆余曲折について』

「死ぬ男を看取るって、本当に面白かった。ねえ、上野さん?」(伊藤) 「私も看取ったけど、面白かったとは言えないわね」(上野) 「結婚をめぐる葛藤はほとんどありませんでした」(鈴木) 単行本『往復書簡 限界から始まる』の文庫化を記念した、著者の上野千鶴子さん、鈴木涼美さん、文庫版の解説を担当した伊藤比呂美さんによる鼎談イベント「限界から始まる、人生の紆余曲折について」。因縁の深い3人が鋭く突っ込み、笑い、称えあいながら、それぞれの「想定外の人生」を語り合いました。上野千鶴子の「結婚」に安堵した人たち、鈴木涼美が「産む女」になった理由、伊藤比呂美の「看取り」の快感――。愛と勇気と希望に満ちた2時間のトークを電子書籍化。

上野千鶴子/鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』

「上野さんはなぜ、男に絶望せずにいられるのですか?」「しょせん男なんてと言う気はありません」。女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家。「女の身体は資本か、負債か」「娘を幸せにするのは知的な母か、愚かな母か」――。自らの迷いを赤裸々に明かしながら人生に新たな視点と光をもたらす書簡集。

上野千鶴子/宮台真司/鈴木涼美『「制服少女たちのその後」を語る』

2021年8月26日に宮台真司さんをゲストにお迎えして開催した、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子さん×鈴木涼美さん著)刊行記念トークイベントを電子書籍化。宮台さんが援交少女たちへの責任を感じるに至った変容、女子高生という記号に欲情し、いまなお自己愛にとらわれたままの男性への上野さんの厳しい指摘、制服少女だったときの気持ちを否定しない鈴木さん。性を正しく使い、愛へと向かうことはいかに可能か――?  時代の証言者たちが集った緊張感みなぎる2時間をテキスト化してお届けいたします。

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