『もどかしいほど静かなオルゴール店』瀧羽麻子 7月7日発売予定 定価1540円(本体1400円+税)
あなたの心で鳴っている音に、あなたは、きっと気づいていない――。
“人の心に流れる音楽が聴こえる”という風変わりな店主が、南の島の小さな店で、お待ちしています。
発売前から書店員絶賛! の感動の物語。
「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。“小さな箱”に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶……。
北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました! 今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。
島を出て行った初恋の人を想い続ける郵便屋さん、音楽を捨てて都会からやってきた元ミュージシャン、島の神様の声が聞こえるババ様……彼らの心にはどんな音楽が?
みんな必ず、小さな寂しさを秘めています。
でも、自分で気づいていない「本当の気持ち」も、他人に知られたくない、「密かな想い」も、音楽となって、あなたの心に流れているのです。
そして、美しい旋律を奏でています。
「好きです。この小説」「涙がまりませんでした」「心が満たされる物語!」「心が激しく揺れた」など、書店員さんから絶賛の声が発売前から集まっています!
『読んでほしい』おぎすシグレ 7月7日発売予定 定価1540円(本体1400円+税)
「産みの苦しみを超えた先に、待っていた新たな苦しみ。
誰もが経験していたはずなのに書かれてこなかった、おかしみと哀しみを僕は読みました。
そしてこう思いました。読んで欲しい!」――矢部太郎(芸人・漫画家)
カラテカ・矢部太郎氏が、本書に共感し、推薦文とともにカバーイラストも寄せてくださいました!
放送作家の緒方は、長年の夢だったSF長編小説をついに書き上げた。
渾身の出来だが、彼が小説を書いていることは、誰も知らない。
――眠る妻の枕元に、原稿を置いた。気づいてもらえない。
――芸術家になった後輩を呼び出した。逆に、彼の作品の感想を求められる。
――仕事仲間のディレクターに的を絞った。仕事の悩みを相談される。
――初恋の女性から連絡がきた。お願いする前に、“お願い”された。
誰かに、読んでほしい。誰でもいいから、読んでほしい。読んでほしいだけなのに!
誰に会っても、自分の話を切り出せない。気づくと、相手の話を聞いてばかり。
はたして、この小説は、誰かに読んでもらえる日が来るのだろうか!?
せっかく書い小説を誰にも読んでもらえない“売れない放送作家”の、笑いと切なさがクセになる、そして最後にジーンとくる、“ちょっとだけ成長”の物語。
『往復書簡 限界から始まる』上野千鶴子・鈴木涼美 7月7日発売予定 定価1760円(本体1600円+税)
「上野さんは、なぜ男に絶望せずにいられるのですか?」
女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家が限界まできた男と女の構造を率直に、真摯に、大胆に、解体する。
「しょせん男なんて」と言う気は、わたしにはありません。――上野
・女の身体は資本か? 負債か?
・娘を幸せにするのは知的な母か? 愚かな母か?
・愛とセックスの分離から得たもの、失ったもの
・家族だけが磐石だという価値観は誰に植え付けられたのか?
・人間から卑劣さ、差別心をなくすことはできるのか?
「エロス資本」「母と娘」「恋愛とセックス」「結婚」「承認欲求」「能力」「仕事」「自立」「連帯」「フェミニズム」「自由」「男」――崖っぷちの現実から、希望を見出す、手加減なしの言葉の応酬!
『知識ゼロからの釣り入門』株式会社上州屋 7月7日発売予定 定価1430円(本体1300円+税)
釣りをする際に押さえておくべき知識を多数のイラスト付きで解説。
管理釣り場での釣りから川・海釣り、釣り道具の基礎知識などをわかりやすく紹介。
【もくじ】
PART1 管理釣り場で釣りデビュー!
管理釣り場 初めての釣りなら安全簡単な管理釣り場へ
海釣り公園 難易度はアップ! 自然相手の釣りを体験
探り釣り 根魚をねらって魚のすみかに家庭訪問
サビキ釣り 回遊に当たればおいしい魚を一網打尽!
ほか
PART3 ステップアップ!憧れの釣りに挑戦
渓流でミャク釣り 釣り人の“勘”頼り! 微妙なアタリを感じて
渓流でルアー釣り 竿とリールを駆使しルアーを自然に泳がせて
堤防でウキフカセ釣り 2種のエサで海の「野武士」を釣る
ほか
PART4 覚えて安心!釣り道具の基礎知識
道具選びの基本 ネットより実店舗で釣具店は初心者の味方
竿(ロッド) 汎用性より専門性 釣り方に合う1本を
リール 遠く深くを探る 海釣りでとくに大活躍
トラブルガイド 海は118、川は110。緊急通報先を覚えておこう
ほか
『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』村上和雄 7月7日発売予定 定価1650円(本体1500円+税)
文明の転換期に警笛を鳴らす小舟の一つとなることを目指した解説書。
コロナ・科学・人新世などについて、各節を簡潔にまとめた「まとめ」の文とあわせてわかりやすく紹介。
【もくじ】
1 人間自身が招いた「新型危機」の時代
現代文明の「モア・アンド・モア」が人類を滅亡させる
「第六次大量絶滅時代」を招く「人新世」という時代
「成長の限界」どころか「生存の限界」に向かう地球
ほか
2「コロナ」が教えてくれたこと
二年前の危惧が現実化した新型ウイルスのパンデミック
コロナ禍は「人新世」に乗じて爆発的に広がった
人類と共生してきたウイルスの人知を超えた戦略
ほか
3 科学者は間違っていなかったか
コロナ禍も大災害も「想定外」では済まされない
役に立たない科学が、じつは一番役に立つ
「役に立つ科学」に偏ると人類の将来が危うくなる
4 遺伝子は「いのち」の謎に迫れるか
生命や宇宙の研究にも求められる人間としての節度
ゲーテが予言していた遺伝子操作の危険性
遺伝子も酵素も生物の「部分」であり「全体」像に届かない
ほか
5 人類は遺伝子ONで進化する
常識の歴史的転換を迫った一本で一万個のトマト
崖っぷちに立つ人類も、変身できる可能性がある
ほか
6 人類が「生きる」ための「合い言葉」
宇宙飛行士が感じ取った「生きている」地球の痛み
「生きていること」の本質を示す自然界の高度な秩序
地球は生きている
ほか
7 危機の時代に日本人がはたす役割
受難の時代に求められる日本人の利他的遺伝子
いくつもの歴史に明らかな日本人の利他的伝統
危機状況でこそ発揮される日本人の日本人らしさ
おわりに
全体のまとめを兼ねて ~「コロナ」の暗号に隠された人類生存の知恵
*「コロナ」が促した生き方の転換
*新しい生き方のヒント「新3S」
*西洋と東洋を結ぶ“超合理”の考え方
ほか
『まだまだ健康川柳 三途の川も遠ざかる』近藤勝重 7月7日発売予定 定価1100円(本体1000円+税)
1日1回、人のふり見て我がふり笑え 師匠、やっぱり笑いは栄養ですな!――桜木紫乃
毎日新聞・MBSラジオ「しあわせの五・七・五」傑作集・第3弾
耳鳴りをただただ聞いている座禅
近藤勝重氏が選者を務める毎日新聞大阪版「近藤流健康川柳」と、共催企画MBSラジオ「しあわせの五・七・五」は15年目を迎え、毎年の投句は5万句にものぼる。
本書ではその中から184句を厳選し、近藤勝重氏の寸評とコラム「作句の心得」、そして「しあわせの五・七・五」パーソナリティの水野晶子氏のコラム「水野晶子の川柳さんぽ」を加えて1冊にまとめた。
さらに直木賞作家・桜木紫乃氏との川柳談義も特別収録!
人生まだまだこれから。ユーウツな気分がぱっと吹き飛ぶ一冊。
ディスタンス苦にもならない倦怠期
見舞客元気過ぎても疲れ出る
妻に耐えたコロナに負ける訳がない
振り向いて筋を違える年になり
老眼に4K8K変わり無し
いつ死んでもいいけど今日は用事ある
大福で機嫌を直す妻が好き
『パンデミック革命』合田周平、小林喜光ほか 7月7日発売予定 定価1760円(本体1600円+税)
小林喜光氏(元経済同友会代表幹事)が寄稿! 新型コロナウイルスは私たちの生活をどのように変えるのか? 経済・働き方・組織・医療……各界の専門家による、コロナ後の世界で生きるための緊急提言。
はじめに~パンデミック後の新たな時代を創る
序章 アフターコロナ社会への問題提起(小林喜光)
第1章 変わる生活空間
社会の諸制度の見直しと、ヒトが生きる指針
拡大するネット 溶ける絆
テレワーク時代の人材育成
第2章 変化の歴史を貫く日本人の精神
禍転じて福となす「日本古来精神」の再興を
生きとし生けるものの運命
今こそ見直すべき文化・芸術の価値
第3章 国家、組織のあるべき姿
国家ガバナンスを強化しよう
株式会社「日本」の現在地
新時代の「法と民衆」の在り方を問う
第4章 快適な生活を導く空間づくり
「室内気候」の産業化
エコロジーとテクノロジーの融合をめざして
スマートシティ~闊達な生き方と社会システム
「スマートワーケーション」の場づくり
第5章 支え合う医療であるために
医療を国民の手に返す:未来志向の三つの提案
動物のコロナウイルス疾患とCOVID19
コロナ禍を生きる
都会と地方の制御システム
終章 新たな春を迎えるために
『強くて優しい国』稲田朋美 7月19日発売予定 定価1650円(本体1500円+税)
女性活躍推進、ひとり親支援、LGBT法etc.
稲田さんは変節したの? ただの人気取り?
「私という人間のこと。私がこの国で実現したいこと。すべて書きました」
日本の閉塞感を打ち破る新しいリーダーの志と戦略。
「保守中の保守」政治家と目されてきた稲田朋美氏は、ここ数年、「尖閣諸島の上陸調査実現」「憲法改正」「原発リプレース(置き換え)」等の「強い政策」に加えて、「女性活躍推進」「ひとり親支援」「LGBT支援」などの「優しい政策」にも力を注いできた。「優しい政策」は、いわゆる「リベラルな」政策と思われているため、稲田氏に対して「変節したのか」「ただの人気取りでは」等々、批判や疑念を寄せる人が少なくない。
稲田氏はいま何を考えているのか。氏が目指す「強くて優しい国」とはどんな国なのか。
本書は、生い立ちから、政治家としての思い、実現したい政策まで、すべて書ききった一冊。
弱い立場におかれた人たちを救うのに「右」も「左」も関係ない、多様性を認め寛容であることこそが真の保守――批判を恐れず、信念をもって行動し続ける稲田氏の姿が、社会と組織の壁に挫けそうなすべての人に、勇気と感動を与える一冊。
(目次より)
序章 目指すべき20年後
第一部 三つ子の魂百まで――生い立ち編
第二部 目指すべき日本――政策編
1 岐路に立つ日本
2 多様性と包摂性のある国
3 持続可能で住みやすい地方
4 LGBT理解増進法・奮戦記
終章 保守とは何か
『さよならの空はあの青い花の輝きとよく似ていた』みあ 三月のパンタシア 7月19日発売予定 定価1540円(本体1400円+税)
大注目の音楽ユニット「三月のパンタシア」のボーカル初小説!
エモさ120%の青春音速ストーリー。
高校三年生の5月、父の仕事の都合で隣町へと引っ越してきた心音。人付き合いが苦手で言葉がつっかえやすいことから、転入先でも孤独な日々を送っていた。
ある日海辺で、亡き母が大好きだった曲『やさしさに包まれたなら』をギター片手にひとりで歌っていると、突然、男性から「俺と、歌ってくれんか!」と声をかけられる。
慌てて逃げだした心音の前に、翌日、制服姿で現れた彼は、強引に心音の手をとって駆けだす。
連れていかれた先は、彼がギターを務めるバンドの練習場で――!?
友情、初恋、家族、夢……。
”言いたくても言えない”思春期特有の甘くて切ない気持ちを瑞々しい筆致で描き切った、青春音楽グラフィティ。
『ヒマラヤ大聖者の「手放す」言葉』相川圭子 7月28日発売予定 定価1320円(本体1200円+税)
「あるがままの自分を許します。相手も許します」
コロナ禍で不安が増大している今、心の解放の仕方を教えてくれる。
ヒマラヤ大聖者、魂のメッセージ
すべては学びです。なんの心配もありません。この本との出会いによって、自分の内側に気づき、深い愛にコンタクトして、変化し始めるのです。「はじめに」より
『62歳の社長が23歳の新人社員と本気で対話したら、会社がスゴイことになった。』相川秀希 7月28日発売予定 定価1430円(本体1300円+税)
◎早稲田塾創業者・相川秀希氏最新刊
◎すべての上司必読! 未来を担うZ世代の可能性を引き出せば、企業は利益を生み続ける!
「DX、何から手をつければいいのかわからない」
「リモートワークで部下がきちんと仕事をしているか不安」
「ヒット商品が出ない……。」
経営者世代が抱えるさまざまな難題を解決する突破口は
Z世代(デジタルネイティブ)との「世代間交流」にあった!
なぜ、Z世代との交流が企業に利益をもたらすのか?
彼ら彼女らの可能性を引き出し、「本気で対話」するためのアプローチ法とは?
経営者世代が鍛えておくべき「非認知スキル」とは?
著者とZ世代の新人社員による実際の「対話」を忠実に再現しながら、解き明かします。
『霧をはらう』雫井脩介 7月28日発売予定 定価1980円(本体1800円+税)
『火の粉』で裁判官の葛藤を、『検察側の罪人』で検事の正義を描いた
雫井脩介が問う、弁護士の信念とは? 作家デビュー20周年を迎えた著者の渾身作!
病院で起きた点滴死傷事件。
入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。
逮捕されたのは、生き残った女児の母親。
人権派の大物弁護士らと共に、若手弁護士の伊豆原は勝算のない裁判に挑む!