“高速回転”を今後もあなたは続けますか?
幻冬舎plusで2016年から連載中の人気エッセイ「本屋の時間」が、大幅な加筆修正を加え、単行本『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』となって本日発売となりました!
Titleの看板の写真が大胆に使われているオビには、ブレイディみかこさん、いしいしんじさんからいただいた素敵な推薦文が入っています。
本に携わる人間にとり、
「命の洗濯」とはこのような本を読むことかもしれない。
「そうあってほしい世界へと手を伸ばす、
ものいわぬ意志」を感じさせる本。
――――ブレイディみかこ(ライター)
この世でもっともユニークな場が、
町でいちばん「あたりまえ」の本屋さんでもある。
毎朝シャッターをあけるたび、
辻山さんはそんな奇跡に立ちあっている。
――――いしいしんじ(作家)
荻窪に店を構えて5年と半年、様々な本に出会い、売ることを通して辻山さんが考えた、よく働き、よく生きることについての考察は、連載中から反響を重ねてきました。このコロナ禍でオリンピックを迎えようとしている今、著者の自問を通して個々の生き方をあらためて問われるようなことばも多数おさめられています。
そしてそんなTitleのある町・荻窪の息づかいを、写真で見事に表現してくださったのは齋藤陽道さん。
この本のために、齋藤さんが三日間で撮った写真の総数は510枚に及びますが、書籍の中には厳選された32枚が贅沢におさめられています(510枚すべてを見られる展示は、Title2階ギャラリーで7月22日(木)~開催)。
以前の“日常”に急速に戻ろうとする世の中で、自分の速度で歩き、考えながら、大切なことを静かに見つめ直したくなる本書。お近くの書店さんでぜひお手にとってお楽しみください。
◎書誌情報◎
タイトル:小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常
著者名:辻山良雄
発売元:幻冬舎
定価:1760円(本体1600円+税10%)
発売日:2021年6月30日
ページ数:240ページ
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