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往復書簡 限界から始まる

2021.07.02 公開 ポスト

上野千鶴子さん鈴木涼美さんが往復書簡を終えてはじめて語り合うイベント開催上野千鶴子/鈴木涼美

上野千鶴子さんと鈴木涼美さんが「エロス資本」「母と娘」「恋愛とセックス」「結婚」「承認欲求」「能力」「仕事」「自立」「連帯」「フェミニズム」「自由」「男」の12のテーマで手紙を交わした『往復書簡 限界から始まる』が7月7日に発売されます。

 刊行を記念して、7月26日20時~、本屋B&Bにてオンラインイベントの開催が決まりましたので、お知らせいたします。

『小説幻冬』での連載時から、手加減のないヒリヒリとした言葉の応酬に話題が集まった本書。

上野さん、鈴木さんは、一度も直接会って打ち合わせすることなく書簡の交換を始め、その後も一度も直接言葉を交わすことはありませんでした。

今回のイベントは、おふたりが往復書簡を終え、はじめて語り合う場です。

一年間の連載はどんなものだったのか? 文章から零れ落ちたものはあるのか? まだ語り得ぬこととは?

 司会は、連載から書籍化までの編集を担当した幻冬舎の竹村優子が務めます。

貴重な機会をぜひご覧ください。

 

◎イベント◎
2021年7月26日20時~22時
上野千鶴子×鈴木涼美「女と男の限界と始まり」
『往復書簡 限界から始まる』(幻冬舎)刊行記念

イベントの詳細・申し込みは、B&Bのウェブサイトをご覧ください。

関連書籍

上野千鶴子/鈴木涼美/伊藤比呂美『限界から始まる、人生の紆余曲折について』

「死ぬ男を看取るって、本当に面白かった。ねえ、上野さん?」(伊藤) 「私も看取ったけど、面白かったとは言えないわね」(上野) 「結婚をめぐる葛藤はほとんどありませんでした」(鈴木) 単行本『往復書簡 限界から始まる』の文庫化を記念した、著者の上野千鶴子さん、鈴木涼美さん、文庫版の解説を担当した伊藤比呂美さんによる鼎談イベント「限界から始まる、人生の紆余曲折について」。因縁の深い3人が鋭く突っ込み、笑い、称えあいながら、それぞれの「想定外の人生」を語り合いました。上野千鶴子の「結婚」に安堵した人たち、鈴木涼美が「産む女」になった理由、伊藤比呂美の「看取り」の快感――。愛と勇気と希望に満ちた2時間のトークを電子書籍化。

上野千鶴子/鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』

「上野さんはなぜ、男に絶望せずにいられるのですか?」「しょせん男なんてと言う気はありません」。女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家。「女の身体は資本か、負債か」「娘を幸せにするのは知的な母か、愚かな母か」――。自らの迷いを赤裸々に明かしながら人生に新たな視点と光をもたらす書簡集。

上野千鶴子/宮台真司/鈴木涼美『「制服少女たちのその後」を語る』

2021年8月26日に宮台真司さんをゲストにお迎えして開催した、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子さん×鈴木涼美さん著)刊行記念トークイベントを電子書籍化。宮台さんが援交少女たちへの責任を感じるに至った変容、女子高生という記号に欲情し、いまなお自己愛にとらわれたままの男性への上野さんの厳しい指摘、制服少女だったときの気持ちを否定しない鈴木さん。性を正しく使い、愛へと向かうことはいかに可能か――?  時代の証言者たちが集った緊張感みなぎる2時間をテキスト化してお届けいたします。

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往復書簡 限界から始まる

7月7日発売『往復書簡 限界から始まる』について

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上野千鶴子

社会学者・立命館大学特別招聘教授・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門は女性学、ジェンダー研究。『上野千鶴子が文学を社会学する』、『差異の政治学』、『おひとりさまの老後』、『女ぎらい』、『不惑のフェミニズム』、『ケアの社会学』、『女たちのサバイバル作戦』、『上野千鶴子の選憲論』、『発情装置 新版』、『上野千鶴子のサバイバル語録』など著書多数。

鈴木涼美

1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒。東京大学大学院修士課程修了。小説『ギフテッド』が第167回芥川賞候補、『グレイスレス』が第168回芥川賞候補。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』『おじさんメモリアル』『ニッポンのおじさん』『往復書簡 限界から始まる』(共著)『娼婦の本棚』『8cmヒールのニュースショー』『「AV女優」の社会学 増補新版』『浮き身』などがある。

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