東日本大震災をきっかけに、作家の古川日出男、音楽家の小島ケイタニーラブ、詩人・エッセイストの管啓次郎、そして翻訳家の柴田元幸が集まり、その活動がはじまった『朗読劇「銀河鉄道の夜」』。
新作の無観客野外公演は、震災から10年の節目の年、世界規模の厄災最中の2021年3月に、映像作品「コロナ時代の銀河」としてYouTubeに発表され、今も視聴回数は増え続けております。
活動の中心である作家の古川日出男と本作の監督を務めた河合宏樹のお二人に、改めて作品に込めた思いについてお話しいただきました(全3回)。
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すべてをネガティブと捉えるからまずい
河合 こうして古川さんと二人で対談ができるきっかけを、僕自らが持ち込めたことも含め、非常にありがたく思っています。
古川 俺たちは、今年の3月11日に「コロナ時代の銀河」という映像作品をアップしたけど、作品についての説明を、どこか話せる場ができたらいいなと思っていたので、こういう機会が得られたことは、俺も嬉しいです。
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コロナ時代の銀河
『朗読劇「銀河鉄道の夜」』の新作無観客野外公演として、震災から10年の節目の年、世界規模の厄災最中の2021年3月にYouTubeに発表された映像作品「コロナ時代の銀河」。活動の中心である作家の古川日出男と本作の監督を務めた河合宏樹が、作品に込めた思いを語る。