一年に一回だけ会う友達と、一年ぶりに会った。
彼女とは、生活も考え方も仕事も育ってきた環境も価値観も金銭感覚も趣味主義主張も全部全然違うのだけれど、そこが面白い。なにもかも違うのに根底にちょっとだけ似ている部分を感じることも含めて。
このときは仕事の話とか、知り合いのお店で横領事件があったこととか、最近クッキー作りにはまりすぎて世界各国から小麦粉を取り寄せた結果一番クッキーに適しているのは北海道産だったことなどを話してくれた。
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愛の病
恋愛小説の名手は、「日常」からどんな「物語」を見出すのか。まるで、一遍の小説を読んでいるかのような読後感を味わえる名エッセイです。