こんにちは。ナウル共和国政府観光局(の中の人)と申します。公式ツイッターはこちら。本連載は、日本より遠く南東に約5,000km、太平洋に浮かぶ楽園・ナウル共和国についてゆる~く綴っているものです。「いつかナウルに行きたいな~」そう思っていただけたら嬉しいです。それではどうぞ。
世界で初めて達成しました
ナウルはあることを世界で初めて達成しました! しかも、そのことをTwitterでつぶやいたら、なんと5.9万いいね、1.1万リツイート、すぐに日本の大手新聞にもすぐに取り上げられるという大反響でした。
あることとはなんでしょう? 昨年から全世界を苦しめている問題への一筋の光です。
そう、新型コロナウイルスのワクチン接種です。
ナウル共和国は対象者(18歳以上の国民、在住外国人)への一回目の接種率が世界で初めて100%に到達した国家となったのです。
【速報】
— ナウル共和国政府観光局(公式) (@nauru_japan) May 13, 2021
ナウル共和国、世界で初めて新型コロナワクチン接種率100%を達成
※18歳以上の全てのナウル共和国民、在住外国人への一度目の接種
南太平洋の島国ナウルが13日、世界で初めて18歳以上の全国民と在住外国人に新型コロナウイルスの1回目のワクチン接種を終えました。https://t.co/gveI4OhrVn
— 毎日新聞 (@mainichi) May 13, 2021
よく日本のネット情報ですと「破綻国家」とか、「失業者しかいない」とか、「誰も働いていない」とか……。
散々な書き方をされているナウルにとっては汚名返上のニュースでした。
このワクチン接種、2021年4月14日にエニミア大統領が接種者第一号となってから、5月7日までのわずか22日間という短期間で完了しました。
人口が少ない村社会ということが迅速な接種につながった大きな要因だと思います。各地区の集会所や教会に接種所を設置し、保健医療事業省 を中心に、インターネットや口コミで根気よくみんなで呼びかけて接種につなげました。
午前10時から午後5時まで、遅い会場は午後7時まで開放。大学の医学部、医科大学がなく独自に医師を養成できないナウルに、医師はたくさんいません。接種はほとんど看護師の手によって行われたそうです
ちなみにですが、ある政府高官に反ワクチン運動について聞いてみたところ、ワクチンを悪魔崇拝とつなげる人、マイクロチップ埋め込み陰謀論の方もいらっしゃって、少し大変だったそうですよ。
どうやってワクチンを入手したの?
もちろん、ナウルにワクチン製造工場はありませんから、ワクチンは全て輸入です。
COVAX(コバックス)という、WHOが主導する途上国へのワクチン普及の国際協力を利用しています。
ワクチンの種類は日本でおなじみのファイザー製やモデルナ製ではなく、アストラゼネカ製でした。
この国際協力事業は先進国の資金援助で成立しており、日本も約1,000億円を拠出しているそうです(2021年6月3日現在)。
日本の皆様のお金の一部が回りまわって、ナウルへの協力になっているわけです。
こんなところでナウルと日本がつながりましたね。
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☆☆☆プレゼント情報☆☆☆
連載のご感想をツイートしてくださった方の中から、毎回、1名様にナウル公式グッズをプレゼントさせていただきます。今回は缶バッジです!
応募方法は、(1)ナウル共和国政府観光局のTwitter( @nauru_japan )をフォロー、(2)本記事のURLとともに感想をつぶやく、これだけです。応募期間は、連載の次回が公開されるまでといたします。当選発表はTwitterでさせていただきます。
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