生き方
2020年秋、中川右介は91歳の母を引き取り、介護生活をスタートさせた。12月も年の暮れ、早めに「寝る」と言った彼女だが「私の部屋はどこだったかしら」と、まるで大邸宅に住んでいるようなことを言う。数歩で着いてドアを開け、「あら、我が家だわ」。今年が終わった。
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時をかける老女
91歳の母親と、33年ぶりに一つ屋根の下で暮らすことになった。この日記は、介護殺人予防のために書き始めたものである。
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