ひとりでも楽しい！妄想娘の元気になる原宿ツアー大石蘭

コミックエッセイ『妄想娘、東大をめざす』の主人公ランは、東京に憧れる福岡の女子高生。
東京の中でも「原宿」って、かわいいものが溢れていて、前向きな刺激をくれて、J-POPみたいにときめきに満ちている場所！
女の子が妄想にふけりながらひとりで歩くには、実はぴったりの街なのです。
そんな妄想娘たちを原宿へ、この本の著者・大石蘭がご案内いたします。

まずはランチから。
12:00 カフェ SEE MORE GLASS
（※日曜日・祝日は14時オープンです。）
明治通り沿い、地下の小さな「絵本が読める喫茶店」。
原宿は賑やかだけどちょっと疲れる場所……そんなイメージをくつがえす、ひとりでも落ち着いて楽しく過ごせるお店です。

本棚の中には絵本がたくさん並んでいます。懐かしい絵本との思いがけない再会をきっかけに、幼い頃に大好きだった世界に戻れるかも。
しかしただの「ほっこり系」ではありません。BGMの大半が忌野清志郎だし、ロックな文化人も実はよく訪れるお店。
店内の壁はギャラリーになっていて、私も3月に個展をさせていただきました。

ランチは玄米カレーや玄米キッシュなど、お母さんが作ってくれるような、やさしい美味しさのメニューです。和風の食材を使ったデザートにも癒されます。
ドリンクメニューもとても豊富で、チャイに目がない私には嬉しい！

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今日はここでイラストレーターの田村セツコ先生にばったり。先生は日本初の女性イラストレーター、今も現役で、70代にしておちゃめなガーリーファッションの似合うかわいい女性です。

「あら、ランちゃんの今日のドレス、トレジョリー！ 原宿めぐりなんて素敵な企画ね。この近くだと、FAR EAST LEATHERっていう革製品のお店が私のお気に入りよ」
こうやって、出会った人に教えてもらった場所を渡り歩くのも、なんだかひとり旅気分。
さっそく街へ繰り出しましょう。

 

13:00 FAR EAST LEATHER
同じく明治通り沿いの小さなお店。いつも通り過ぎていた場所だった！
「田村セツコ先生に教えていただきました……」とおそるおそる告げると、お店の方が、ご親切に案内してくださいました。

バッグやポーチや巻きスカート……職人の手作業による革製品は、すべて本物の革を使っているそう。
そして、さすがは原宿。ひとくちに革と言っても、そのポップさには胸がときめかずにいられません。
明るいピンクや紫に柄物をパッチワークのようにあわせれば、10代にもばっちり似合うし、おばあちゃんが使ってもパンチが効いている！

お値段もお手頃で、私はこのポシェットを1080円で買いました。バッグの中のこまごまとしたものの整理や、画材を入れるのに使えそう。

 

13:30 ラフォーレ原宿
それではいよいよ原宿ファッションの聖地ラフォーレに突撃。

『妄想娘、東大をめざす』でランが着ているお洋服は、4階のEmily Temple cute。
物語があふれだすようなお洋服がいっぱいです。
ここにしかないようなデザインの靴下やアクセサリーにもときめいてしまいます。とっておきの一着を見つけるまで帰れない……

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b1.5階も宝の山です。私が10代の頃から大好きなのは、ファンシーショップSWIMMER！
デザインがものすごくかわいい上に、とっても安いのです。
ファイルやノートは受験生におすすめ。

今日はかわいすぎる単語帳と付箋を買いました。
単語帳は語学の勉強だけでなく、アイディアを書き留めておくのにも使えるかも。これは田村セツコ先生の真似です。
ラフォーレを出たら、表参道方面へ歩きましょう。