連載「礼はいらないよ」も人気のラッパー・トラックメイカーのダースレイダーさんによる『武器としてのヒップホップ』が12月8日に幻冬舎より発売されます。
33才のときに脳梗塞で倒れ左目の視力を失い、40才での余命5年の宣告を受けたダースレイダーさんは、病をヒップホップの逆転現象によって救われたといいます。
いまや世界でもっとも聞かれる音楽ジャンルとなったヒップホップにはどんな精神、哲学が内包されているのでしょうか? 28のキーワードを軸に、逆境の乗り越え方、隙間をつく思考法、日常の目の付け所を伝授します。
カバーと本文の写真は植本一子さん、ブックデザインは鈴木成一デザイン室。
すでに本書を読んだ、5人の方からは下記のようなコメントをいただきました。発売を楽しみにお待ちください。
構造の外に出ろ!
それしか選択肢がないと思うから構造が続く。
ならば別の選択肢を思い付け。
「言葉を演奏する」という途方もない選択肢に気付いたヒップホップは「外の選択肢」を示し続ける。
まさに社会のハッキング。
現役ラッパーがアジテートする!
――宮台真司(社会学者)
混乱こそ当たり前の世の中で「お前は誰だ?」に答えるために"新しい動き"を身につける。
――植本一子(写真家)
あるものを使い倒せ。
楽器がないなら武器を取れ。進歩と踊る足を止めない為に。
イズムの<差異>より、同じ世界の<裏表>を繋ぐリズムを感じろ。
――荘子it (Dos Monos)
この本を読み、全ては表裏一体だと気付いた私は向かう"確かな未知へ"。
――なみちえ(ラッパー)
ヒップホップの教科書はいっぱいある。
でもヒップホップ精神(スピリット)の教科書はこの一冊でいい。
――都築響一(編集者)