近年、会社員の副業として人気を集めている不動産投資。「ギガ大家」こと末岡よしのりさんは、なんと個人で1000戸以上を所有する、不動産投資のカリスマとして知られる一人です。『金持ち列車、貧乏列車 成功者だけが持つ「切符」を手に入れる方法』は、そんな末岡さんが大切にしている、最速でお金持ちになるノウハウ・心がまえをまとめた一冊。ここではとくに重要なポイントを抜粋してご紹介します。
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低リスクで安定性のある不動産投資
日本において会社の栄枯盛衰はとても激しいものです。起業して10年で30%の会社が倒産し、20年後にはおよそ50%の企業が市場から退場しています。
また、新設法人は約13万社(2017年「全国新設法人動向」調査)。一方、IPO(新規株式上場)できた会社の数は、2017年、2018年ともに90社です。
つまり、起業しても上場できる確率は、わずか0.1%にも満たないのです。
将来性のある会社に投資して大きく利益を得てきた投資会社でも、投資した会社のうち、実際にIPOできたのは3%くらいだそうです。企業の将来性を見抜いて大きく儲けるのはそれくらい難しいものなのです。
そこで考えていただきたいのが、不動産への投資です。
株と比較して、不動産投資のメリットは次のようにたくさんあります。
(1) 株は紙くずになる可能性があるが、不動産は消えることはない。
会社が倒産したり、上場廃止したりすると、株は紙くずになります。
(2) 株は下がるが、家賃は下がらない。
株は上がることもあれば下がることもあります。
しかし、賃貸不動産は入居者がいる限り家賃を一定額、毎月もらえます。
(3) 株はいつ変動するかわからないが、不動産は安定収入が得られる。
不動産投資は家賃や修繕費などが最初から計画できるため、1年後・5年後・10年後の利益計画が立てられます。
(4) 株は環境に左右されるが、不動産は環境に左右されない。
企業が倒産するのは、環境の変化に対応できなくなったときです。ところが、不動産は柔軟に対応できます。たとえ空室が出ても、家賃を5~10%下げればほぼ満室になります。過去、どんな不景気でも賃貸物件の需要がなくなったことはありません。
不動産に投資することは、資産のリスク分散にもなるのです。
不動産で儲ける「3つの条件」
私は不動産で儲けるためには、3つの条件が揃っている必要があると思っています。
その条件とは、「時の利」「地の利」「人の利」です。
そして、この3つの利が揃っているのが「北海道の不動産」なのです。
まず、「時の利」です。今、北海道は世界的な観光ブームで注目されていますが、まだまだ不動産は割安です。つまり、利用価値が高まっているのに価格が低いのです。
たとえば、首都圏では不動産投資の利回りは5%前後であることが珍しくありません。これは土地の値段が高くなりすぎているためです。
首都圏の不動産投資は人口が多いという安心感はあるかもしれませんが、もはや利回りが低すぎてよい投資とは言えないのです。
一方、北海道では利回りが10%を超えることが珍しくありません。よく探せば15%を超える高利回り物件を買うこともできます。土地代が安いため投資額も抑えられ、投資したお金を効率よく増やすことができるのです。
次に、「地の利」です。あまり知られていないことですが、北海道には大小合わせておよそ40もの金融機関があります。不動産投資において条件のよい融資は欠かせませんが、北海道は多数の金融機関があるために競争が激しく、日本のほかのエリアに比べて融資環境はとても恵まれています。
最後に「人の利」ですが、北海道は不動産投資家の数が首都圏に比べると少ないのです。優良物件は競争相手が増えるほど買うのが難しくなります。その点、ライバルが少ない北海道では、よい物件を購入できるチャンスがはるかに多いのです。
不動産投資家が少ないということは、不動産会社や金融機関との関係も作りやすいということになります。都内は投資家がたくさんいるので不動産会社もいちいち相手にしてくれませんが、北海道なら親身になって対応してくれるのです。
金持ち列車、貧乏列車
近年、会社員の副業として人気を集めている不動産投資。「ギガ大家」こと末岡よしのりさんは、なんと個人で1000戸以上を所有する、不動産投資のカリスマとして知られる一人です。『金持ち列車、貧乏列車――成功者だけが持つ「切符」を手に入れる方法』は、そんな末岡さんが大切にしている、最速でお金持ちになるノウハウ・心がまえをまとめた一冊。ここではとくに重要なポイントを抜粋してご紹介します。