「色」は光のマッサージ。心と体を癒す“振動”の秘密高坂美紀

「銀色で直感が冴える」「明るいグリーンで美肌＆肩こり解消」……ファッションやメイク、アクセサリー、日用品で上手に「色の力」をとりいれれば、運は上向く！『心と体をきれいにするカラーセラピー』（高坂美紀著、幻冬舎文庫）から、色が持つパワーと、上手な使い方でいい波に乗れるヒントをお届けします。2022年は様々な「色」を自分の味方に。

なぜ、「色」を使いこなすことで、心が優しくなったり、体が元気になったりして、その結果、人がきれいになるという現象が起こってしまうのでしょうか。

その秘密を解くカギは、「色」と「心」のそれぞれにあります。

まず、「色」に隠された秘密をのぞいてみましょう。

実は、「色」というのは、
超高速のマッサージをするのと同じような刺激なのです。
なぜなら、「色」の正体は光の振動だから。

たとえば「赤」。これは、大きくゆっくりと体をゆすっているようなものです。人間が見ることのできる可視光線の中では、いちばんゆっくり回転しながら、大きなウエーブとして伝わってくる光の振動。それが「赤」なのです。

もう少しだけ光の回転速度を上げてみましょうか。すると、私たちには「オレンジ」に感じられます。

さらに、もっと光の回転速度が速くなると、今度は「黄色」に見えてきます。赤、オレンジ、黄色。ちょうど虹の順番と同じですね。

では、中ぐらいの強さのマッサージを受けるのと同じように、中ぐらいの速さで回転している光をセレクトして使うとしたら、どんな色を選べばいいのでしょうか。それは「緑」です。

それではもの足りないとばかりに、もうちょっと速いバイブレーションに変えてみましょうか。そのような効果を持つ色は「青」になります。

もっともっと高速で振動するバイブレーションを選びたい時もありますよね。そんな時は、私たちは「色」の振動の中から「紫」を選べばいいのです。「紫」は、私たちが見て選べる「色」の中では、最も高速で回転する光の刺激。それだけに、早く深く浸透して人を癒してくれる色なのです。

このように、「色を選んで使う」というのは、光の振動レベルを選択して使うことだったのですね。

光のマッサージこそが、色によるマッサージなのです。低速の赤から、高速の紫まで、あなたはどれでも選ぶことができます。