常にご機嫌でいたいのに、忙しい日々が始まるとそうもいかない…と落ち込むことはよくあります。好きなスイーツや音楽、リラックスできる空間などで、ネガティブから抜け出せる人もいるかもしれませんが、そこに「色の力」も加えてみてはいかがでしょう。味方になるのは、まさに、あの色。『心と体をきれいにするカラーセラピー』(高坂美紀著、幻冬舎文庫)からお届けします。
まるで毒のようなネガティブな怒りと欲のエネルギーから自分の「心」と「体」を守るためにも、「色」が使えます。なかでも、
「白」「銀色」「金」、
そして「パール」の混じった色が効果的。
つまり、
強い光で不要なものをはね返すのです。
逆に、ネガティブなエネルギーと、ラジオの周波数を合わせるかのようにつながってしまいやすいのは、黒、茶色、にごった暗い赤などです。ですから、できればこうした暗い色やにごった色を使う機会は少なくして、ネガティブなパワーとつながらないようにしたいものです。
誰でも「心」が怒りや憎しみ、嫉妬、悲しみなどのネガティブなエネルギーに満ちてくると、自然と、にごった暗い赤、茶色、暗い緑などの、暗くにごった色を求めるようになります。
でも、その状態は、あたかも汚れた空気を体内にめぐらせているようなもの。どんなに上手に化粧をしても、そのままでは人をひきつけるほどには美しく見えません。なぜなら、人は、悪いことをたくらんでいる人を直感的に見抜けることがあるように、ネガティブな心を持った人の暗く重い「気」を感じることができて、そこには真の「美しさ」を感じないからです。
うわべだけでない、内側からの「美しさ」は、愛と調和の「気」から生まれます。怒りや憎しみをかかえすぎないようにして、その代わり自分の中に「愛」を持ち、周囲との「調和」を心がけてこそ、もとからその人の中に眠っていた「美しさ」を感じ取ってもらえるようになるのです。
たとえば、にごった暗い赤を手放して怒りを忘れ、優しいピンクを身につけて愛を表現できるようにしていけば、あなたはもっともっと美しくなれます。そして、あなたが周囲の人に発していく「気」もまた、美しくなっていくのです。
そうした「心」がつくる「気」の美しさは、すがすがしさや、軽やかさとなってすべての人に伝わり、感じられていくもの。だから、美しさを一生懸命に人に「見せるためのテクニック」は、必要ないのです。
軽やかな心と体をつくるのは「明るい色」
内面の「美しさ」を感じてもらえるようなすがすがしい心、軽やかな心をつくるうえでも「色」が役立ちます。「色」は、心を映すものであると同時に、心をつくるものでもあるのです。
たとえば「白」。これは最もすがすがしい、清らかな心をつくります。ほかには、「明るいブルーグリーン」などの、さわやかな清流のような印象を与える色も、心を美しくしてくれます。それが心と一体になっている体まで美しくしていくことは、言うまでもありません。
一般に、心の軽さは明るい色がつくるので、たとえばクリーム色、白を混ぜたようなオレンジ色なども、心を軽くして、体をきれいにする色だと考えていいでしょう。
これからは、「色」と「心」と「体」のつながりを意識して「軽やかな心と体をつくる」ために、積極的に「明るい色」を使いたいものですね。
心と体をきれいにするカラーセラピー
「銀色で直感が冴える」「明るいグリーンで美肌&肩こり解消」……ファッションやメイク、アクセサリー、日用品で上手に「色の力」をとりいれれば、運は上向く!『心と体をきれいにするカラーセラピー』(高坂美紀著、幻冬舎文庫)から、色が持つパワーと、上手な使い方でいい波に乗れるヒントをお届けします。2022年は様々な「色」を自分の味方に。