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神様が教えてくれた金運の話/神様、福運を招くコツはありますか

2022.01.04 公開 ポスト

特集 縁起をかつごう

お金の“念の垢”を落とせるのは「白ヘビ」だけ桜井識子(神仏研究家、文筆家)

霊水で清められたお金は「福銭」となって金運がアップすると言いますが、「念の垢が落ちたお金はクリアになりますから、お金のお友だちを引き寄せやすいため、そこから先も徐々にお金が入ってきます」と桜井識子さん。“念の垢”とは? その垢を落とす“白ヘビ”とは? “洗い方のコツ”とは? 『神様が教えてくれた金運のはなし』(桜井識子著、幻冬舎)から金運アップに効く方法をお届けします。

*   *   *

(写真:iStock.com/fpdress)

“念の垢”を落とせるのは白ヘビだけ

お金には、そのお金が渡り歩いてきた人々、つまりそのお金を過去に持っていた人々の念が蓄積しています。こびりついているのです。お金に対する執着が念としてくっついているので、なかなか消えません。

手にしている現金だけでなく、口座のお金もそうです。お給料として振り込まれたお金も降ってわいたものではなく、軌跡があるからです。ですから、お給料を口座から引き出す時に全額新券でもらったとしても念の垢はついています

念の垢はそのままでも何か障(さわ)りがあるというわけではないのですが、この念のせいで若干持てる金額が減ります

たとえば、100万円貯金ができた、それくらいの金銭的余裕ができた、という人がいたとします。実際に口座にあるのは100万円ですが、実は天に認められた容量は130万円だったり150万円だったりします。見えない世界で許可が下りた自分のお金の余裕額は、本当は100万円より大きいのです。

しかし、お金にこびりついている念の垢が、30万円分、または50万円分の容量を使っているため、100万円しか持てない……というわけです(金額はたとえです。実際は念の垢の大きさや強さなどで容量はまちまちです。本来なら30万円持てるところ、貯金が5万円で念の垢が25万円分の場所を取っている、ということもあります)。

この念の垢を落とす、というのが、簡単な金運アップの方法です。

念の垢が落ちたお金はクリアになりますから、お金のお友だちを引き寄せやすいため、そこから先も徐々にお金が入ってきます。

では、どうやって念の垢を落とせばいいのか……。この念の垢を落とせる力を持っているのが、見えない世界の白ヘビです。

どの白ヘビも同じ力で落とせるのかというとそうではなく、しっかりクリアにできる白ヘビと、うっすら垢を残してしまう、落とすのが下手な白ヘビがいます。ですから、白ヘビの落とす力を見極めることもコツの一つかと思います。

お金を洗う場所が境内に設けてある神社仏閣でも、そこに白ヘビがいなければ、ただ水で洗うだけとなります。念の垢は神様や仏様が落とすのではなく、白ヘビのお仕事だからです。白ヘビが専門です。

(イラスト:佐々木奈菜)

お金を洗うときのコツ

岩手県の早池峰(はやちね)神社には実際に白ヘビがいて、それも大蛇クラスの神格が高い白ヘビです。その神域に小川が流れているのです(小川と言っていいのか悩むほどの小ささでした。せせらぎという感じです)。

ここでお金を洗わずに帰るのはもったいない! と思いました。

「白龍社」となっているせいか、小川には白い龍の置物が置かれていました。お財布から500円玉と千円札を出して、じゃぶじゃぶと洗いました。

以前に一度、鎌倉でも洗ったことがあるのですが、その時も今回も、万札を洗う勇気はありません。洗って乾いたあと、ぶわんぶわん状態になってしまうと使えなくなりそうですし、仮にお店で使った場合、「このぶわんぶわん具合、怪しいわ? もしかして偽札?」と疑われるのが怖かったからです。相変わらず小心でビビリです(笑)。

洗うコツは、「私が持っているお金の代表として、このコインとお札を洗います。私が持っているお金のすべての念の垢を落として下さい。そして、そのスペースに新たにお金が入ってきますように」と、白ヘビの神様にお願いをしながら、じゃぶじゃぶします。

(写真:iStock.com/yaophotograph)

龍の置物がある場所に立っている木はご神木で、その一角はご神木の優しさもあって、縁起が良い場所となっています。祝詞(のりと)を唱えながら、流れる清水で簡易滝行(両手をひたし、頭のてっぺんにも数滴たらし、顔にも塗ります)をさせてもらうと、心身ともにスッキリしました。

さっぱりと浄化をしてくれるこの清水は聖水です。聖水とは、神様の高波動とパワーが入っている、とても力がある水のことです。

お金を洗い終えてから白龍社の神域を出て、表参道を下ってみました。東参道の拝殿横から境内に入ったため、わからなかったのですが、下のほうは完全にお寺の「気」でした。仏様の気配が残っています。なんだか山形にある羽黒山(はぐろさん)の神社と「気」が似ているな~、と感じました。

境内にあった説明を読むと、昔は妙泉寺という真言密教のお寺だったそうです。1325年に開創、二度の火災で堂宇を焼失し、その後衰退したそうですが、1612年に再建されています。明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で廃寺となったらしいです。

祈りの力といいますか、僧侶たちが拝んだパワーが時を超えて今もまだかすかに残っていました。たぶん、創建当初のものだと思います。お不動さんや天狗の気配もしていましたから、当時は力のある僧侶がいたように思います。

早池峰山一帯の山々は人間が修行をする場所というよりも、眷属(けんぞく。神仏の子分や家来といった存在です。忠誠心が厚いのが特徴です)や神獣が修行をするところとなっていました。半端ない聖域感はそのためです。

(写真:iStock.com/taka4332)

その日に買った宝くじが当たった!

早池峰神社をあとにして、いわて花巻空港から伊丹空港行きの飛行機に乗りました。伊丹空港から家までが遠くて、帰宅したのは22時を過ぎていたように記憶しています。

帰宅して、元夫と東北での出来事を電話で話しました(元夫なのにどうして? と、初めて私の本を読まれる方は疑問に思うかもしれません。2回目の結婚をした夫で、現在は婚姻を解消していますが、人生のパートナーとして仲良くしています。私の著書やブログにも時々、登場しています)。

話の途中で、「おお、そうだ、岩手での取材中に子熊に出合ったことを自慢しなければ!」と思った私は、その時の様子を詳しく伝えました。元夫は「へー! すごいやん!」「そんなラッキーないで!」「俺も子熊、見たい」と、ひとしきり興奮したり驚いたりしてくれて、ふいにこう言いました。

「宝くじ、買ったら?」

「宝くじ?」

「うん。子熊に出合うって運がいい証拠やろ。一生に一度あるかないかの幸運やで。一生、子熊に会えへん人のんが多いやろ? めったにないで、そんな幸運」

「そう言われたら、そうかも~」

「ツイてんねんから、宝くじ買い~」

「せやな、買ってみようかな」

「子熊が運を持ってきてくれたんや! 1億円、大当たりやな!」

「うわ、1億円当たったらどーしょー」

と、まあ、ノーテンキな会話の流れで、遊び半分本気半分でロト6を買いました。私はみずほ銀行に口座を持っていて、宝くじをネットで購入できる手続きをしています。ですから、いつでもどこでも買うことができるのです。

電話を切って少し片付けなどをして、「日付が変わる前に買わないと意味ないな」と気づき、23時を過ぎてから購入しました。

(写真:iStock.com/TkKurikawa)

それから、すっかりそのことは忘れていました。ブログに、子熊と遭遇しましたよ~、と取材の報告を書いたりしたのですが、宝くじのことは思い出しませんでした。しばらく経ってから、あれ? 宝くじはどうなったのかな? と思い出し、口座の残高を見ると、20万円ほど増えているではありませんか!

えっ!? えええっ! と、慌てて……いや、慌てる必要はまったくないのですが、なぜかセカセカと焦りまくって宝くじサイトにログインしました。詳細をチェックしたら……驚くことに! ロト6の3等が当たっていました! 22万円余りが振り込まれていたのです!

呆然とその画面を見ていて、「早池峰山の白ヘビの神様だ!」と気づきました。大きくてパワーのある白ヘビの神様でしたから、念の垢を落とす力も強力だったのでしょう。念の垢を落として、そこにちゃんと新しくお金も流し込んでくれたのです。それも参拝した当日に買った宝くじで……。すごい、すごすぎる、と、しばらく信じられなくて、当せん金の数字をぼ~っと見つめました。

調べてみると、ロト6の3等は回によって当せん金が違っていて、多い時は100万円を超えています。最高額は140万円でした。きっと私が持っていたお金の念の垢のスペースは22万円だったのだと思います。22万円でも天から降ってわいた大金です。なんとありがたいことか、と東北に向かって白ヘビの神様に頭を下げました。

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桜井識子 神仏研究家、文筆家

1962年広島県生まれ。霊能者の祖母・審神者の祖父の影響で霊や神仏と深く関わって育つ。1000以上の神社仏閣を参拝して得た、神様仏様世界の真理、神社仏閣参拝の恩恵などを広く伝えている。神仏を感知する方法、ご縁・ご加護のもらい方、人生を好転させるアドバイスなどを書籍やブログを通して発信中。最新単行本『ごりやく歳時記』のほか、『桜井識子の星座占い』『東京でひっそりスピリチュアル』『ごほうび参拝』『神様仏様とつながるための基本の「き」』『おみちびき』『死んだらどうなるの?』など著書多数。

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